Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

徹底管理、過激対応も 収束アピールの中国

新型コロナウイルスについて、WHO(世界保健機関)が緊急事態を宣言してから、30日で1年となる。


感染拡大をいち早く抑え込んだとアピールしてきた中国だが、1月に入って、新規感染者が2,000人を超え、感染が再拡大している。


北京オリンピックや共産党創立100年などの重要行事を控え、封じ込めが続く現状を取材した。


北京市内にあるショッピングモール。


入り口にあるQRコードをスマホでスキャンし、緑色で「異常なし」という文字が出れば、中に入ることができる。


一方、赤で「集中観察」と表示されれば、感染の疑いがあるとして隔離の対象となる。


これは、「健康コード」と呼ばれるもの。


スマホの位置情報などを利用し、感染リスクの高い地域に行ったことがあるかなど、隔離が必要な状態にあるかどうかを示すアプリ。


中国で9億人以上がこのアプリを利用しているとされ、「健康コード」なしでは、どこにも行けないといわれている。


「行動監視」との批判がある一方、市民は、一定の理解を示している。


北京市民「面倒なときもあるが、感染対策のためなので」


強権的な対策で感染拡大を抑え込んできたが、中国では1月に入り、2,000人以上の感染者が報告されている。


北京に隣接する河北省の石家荘市では、全市民およそ1,000万人に対するPCR検査が行われ、封鎖措置がとられた。


そして、こんな過激な対応も。


男性「こんな時期なのに、まだ勝手に出かけているのか。しっかり縛れ!」


外出禁止の規則を破った男性が、木に縛りつけられているとするもの。


また、28日から始まった延べ17億人の移動が想定される春節(旧正月)の帰省ラッシュを前に、北京では変異ウイルスが確認されるなど、不安の声も聞かれる。


北京市民「(感染拡大を)心配している。とても怖い」


3月に国会にあたる全人代、7月には共産党創立100年、さらに2022年は北京オリンピックなどの重要行事を控える中国。


感染拡大の影響から、いち早く経済が回復したとアピールする習近平政権は、威信をかけ、再拡大を封じ込める方針。