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安倍総理の志は死なない!!

“尖閣”にらむ動き活発化 なぜ? 日米中の思惑は...

2月に入り、尖閣諸島付近の日本の領海に、中国海警局の船が相次いで侵入している。


尖閣をにらむ関係国の動きが、活発になっている。


最新の映像から分析した。


2020年10月、中国の習近平国家主席が訪問した、上陸作戦を得意とする海軍陸戦隊の様子の映像。


大型ヘリコプターから、ロープで滑り降りる兵士たち。


主砲を発射し、陸地を目指すのは、自衛隊はもちろん、アメリカ軍でさえも所有していない水陸両用戦車「ZTD-05」。


さらに、水中でも発射できる特殊な銃など、世界的にも珍しい装備が目立っている。


フジテレビ・能勢解説委員「こうした映像からは、空中からも、海上からも、海中からも上陸できるという、中国の水陸両用戦能力を、外国、特に周辺国に誇示しているように見えます」


中国は2月1日に、外国船舶に対する武器の使用を一定の条件のもとで認める「海警法」を施行。


5日後には、中国海警局の船2隻が、尖閣諸島沖の日本の領海に侵入し、その後も断続的に侵入が続いている。


政府は25日、自民党の会合で、中国海警局の船が尖閣諸島への上陸を目的として領海侵入した場合、「重大凶悪犯罪」とみなして、射撃を行う可能性を排除しないとした。


24日には、在日アメリカ海兵隊が、無人島で海岸線を占領するという訓練の映像を公開していた。


さらに、海警法施行の3日後の2月4日には、アメリカ第7艦隊が、アメリカ海軍にたった4隻しかない、巨大な巡航ミサイル原潜の「オハイオ」を沖縄近海に展開し、沖縄の海兵隊との共同訓練を実施した。


フジテレビ・能勢解説委員「アメリカ軍の上陸部隊である海兵隊も、海中からの巡航ミサイル連射という支援を受けながら、目的地に忍び寄ることができるということを、あえて尖閣諸島を含む沖縄周辺で誇示したようにも見えます」


尖閣は、日中だけでなく、アメリカにとっても、南シナ海に続く、重要な課題となりつつあるとみられる。