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「危険すぎる」NHK、端島の断定 「軍艦島」映像捏造疑惑 韓国に「公共放送として抗議や声明を出すべき」 和田議員が編成局部長と面会

 「軍艦島」こと、長崎県・端島の暮らしを記録したNHKのドキュメンタリー番組「緑なき島」をめぐり、一般財団法人「産業遺産国民会議」と「真実の歴史を追及する端島島民の会」が「事実の改竄(かいざん)が行われた」と告発している問題が深刻化している。疑惑を調査している元NHKアナウンサーで、自民党の和田政宗参院議員が、NHK側から説明を受けたという番組の検証プロセスについて、夕刊フジの取材に明かした。


 「NHKはこれまで、『(番組の制作は)端島における取材に基づく』と断言していたので、撮影した映像テープが残っているものと思っていた。だが、編集前の撮影テープは残っていないとみられることが分かった」


 和田氏はこう語った。先月25日、編成局の部長と面会し、番組調査について説明を受けたという。


 1955年放送のNHK番組「緑なき島」には、炭坑内で作業員がふんどし一丁になり、キャップランプのないヘルメット姿で、這(は)いつくばるような低い坑道で作業するなど、元作業員や元島民の証言と異なる映像が入っていた。


 国民会議や島民の会は、映像が捏造(ねつぞう)された疑惑を指摘し、NHKに徹底調査を求めている。


 和田氏は「(編集前の撮影テープがなければ)『緑なき島』制作にあたり、もし別の炭坑などで撮影した映像が使われたとしても検証は難しくなる。にもかかわらず、NHKが『映像は端島炭坑のものだ』と断定するのは、危険ではないか」と指摘する。


 「緑なき島」の問題映像は、その後、韓国メディアで相次いで取り上げられ、軍艦島で「虐待労働」があったとする韓国側の主張を補完する結果になっている。


 和田氏は「NHKは、『緑なき島』は『軍艦島での生活を肯定的に取り上げている』と説明していた。そうであれば、韓国による映像の取り上げ方は放送の趣旨とまったく異なる。私は『(日本の公共放送として)抗議や声明を出すべきではないか』と問題提起した」と語った。


 これに対し、NHK側は「(韓国側の)映像の使用について、まずは確認する」と回答したという。


 この疑惑については、安倍晋三前首相など、自民党議員の多くが注目している。


 和田氏は「引き続き、国会内外で番組の検証に向けた活動を続け、NHKにも対応を求めていく」と述べた。