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安倍総理の志は死なない!!

「粗末マスク」各国に使用拒否され 中国で原材料価格が暴落

中共ウイルス(新型コロナウイルス)のパンデミックが発生以降、中国共産党はイメージアップのために、「マスク外交」を積極的に展開していた。しかし、品質を満たしていないとして返品や廃棄が相次いでいると報じられている。海外からの注文が激減したため、価格が高騰だったマスクの「心臓部」と呼ばれる不織布「メルトブローン」の価格は45万人民元(約688万円)/トンから2千人民元(3万円)/トンまで暴落した。
中国メディアの報道によると、原材料の不織布「メルトブローン」の価格は1月から1.8万人民元(27万円)/トンから上昇し続け、品質問わず40万人民元(612万円)/トンに値段が跳ね上がった。最盛期は時間ごとに価格が変動していたと業界関係者が証言していたという。
中国江蘇省揚中市でマスク工場を経営している徐さんは、不織布「メルトブローン」を製造する機械も1.2万人民元(約18万円)だった価格が感染拡大に伴って、3万人民元(約46万円)まで上昇した。高い時に15万人民元(230万円)で取引されたこともあったと述べた。揚中市では、多い時に5000台ものの機械が稼働していたという。
しかし、このマスクバブルは4月15日に弾かれた。市内に不織布「メルトブローン」を製造する企業がすべて操業停止になり、国の指導が入った。45万人民元(約688万円)/トンで取引された「メルトブローン」がたちまち2千人民元(3万円)/トンまで落ちた。
操業停止によって、市内にあった5000台の製造機械のほとんどは鉄くずの価格で処分された。
マスクフィルター層になる不織布「メルトブローン」は濾過率によって92%、95%、99%に分かれている。通常マスクの品質基準は耐油性なしの濾過率95%以上のものを求められている。80%以下の場合、原材料として使用できない。
マスク企業の責任者は濾過率が80%以下のものは、いくら安くしても、買い手を見付からないと中国メディアに述べた。90%以下のものも大幅に値下げしている。政府はマスクの管理を厳しくしたうえに、大手企業もマスク事業に参入、政府の注文をほとんど大手企業に持っていかれたことによって、中小企業はさらに窮地に追い込まれていると心境を明かした。
浙江省義烏市の衛生用品に関する事業者李さんは今まで生産したマスクのほとんどは海外に輸出したが、医療物資の税関検査を強化されてから、政府関係者につながりのない業者だと、輸出許可をもらえず、赤字に転落していると嘆いた。
中国政府は新型コロナウイルスの感染が拡大する国々に医療物資や医師団を送る「マスク外交」を展開している、しかし、輸出したマスクの欠陥問題が次々と発覚、世界各国による返品及び輸入拒否が相次いだ。
5月7日、米食品医薬品局(FDA)は中国企業60社以上に対して、米国市場に向けて高性能マスク「N95」を輸出する許可を取り消した。粗末品が多く、中共ウイルスに対応する信頼性を欠けていることは原因だとみられている。
感染拡大以来、ドイツ政府は医療関係者のために中国から1億枚超えるマスクを購入した。しかし、不良品が20%だったという。
4月25日、カナダ政府によると、中国から購入したKN95マスク100万枚は基準に満たさず、使用できないという。
4月24日、EUが中国製マスクの濾過率が不足で、感染につながるリスクが高いだと「厳重警告」を出した。
4月8日、フィンランド国家緊急供給庁は、中国から購入した200万枚のマスク「全部不良品」だと発表した。
4月。豪州政府は北京から輸入されたマスクがまったく役に立たない不良品だと判明し、約80万枚を税関で全部押収した。
オランダ保健省は3月28日に、21日まで中国から届いた130万枚マスクがフィルターに欠陥があり、顔にもフィットできないため、品質基準を満たしていなかったと発表した。


(大紀元日本ウェブ編集部)