Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

12日午後、アンティファが渋谷を爆破予告

(山田敏弘:国際ジャーナリスト)
 今、アメリカで「アンティファ」なる集団に注目が集まっている。
 黒人男性ジョージ・フロイドさんの死亡をめぐる抗議行動が全米に広がる中、抗議デモに紛れて暴力的な活動をしていると批判されているのが、この急進左派グループ「アンティファ」である。ただ彼らがどこまで抗議デモに関与しているのかはまだ議論が続けられているところだが、2020年大統領選で劣勢になっているドナルド・トランプ米大統領は今回の抗議デモについて批判の矛先をツイッターで「アンティファの工作員」に向けている。トランプお得意の「敵を作って支持を得る」戦略だ。
 最近もニューヨーク州バッファローで6月4日、夜間外出禁止令の警備をしていた警官隊に、75歳の白人男性マーティン・グジーノ氏が近づいた際に、警官の1人がグジーノ氏を強く押し、グジーノ氏が後ろ向きに転倒、頭を打ち耳から血が流れる様子が動画で世界中に拡散された。トランプは自身のツイッターで、この人物についてこんな見方を示した。
<反ファシスト『アンティファ』の工作員かもしれない。75歳のマーティン・グジーノは突き飛ばされる前、警察の機器を妨害するために通信を読み取ろうとしていたように見えた。『ワン・アメリカ・ニュース・ネットワーク(OANN)』を見たが、男は警察に押された以上に激しく倒れた。警察無線を狙っていた。仕組まれていた?>
 アメリカの大統領が、75歳の男性が極左集団の工作員ではないかとあからさまに疑いの目を向けている。それほどアメリカ中がアンティファの存在に過敏になっているとも言えるかもしれない。
 アンティファ(Antifa)とは、「アンチ・ファシズム」の略で、極左集団のことを指す。指導者やきちんとした組織をもたない過激思想者の集まりであり、人種差別や性差別などに対して抗議活動を繰り広げる。そしてメンバーの中には、抗議デモなどでの過激な暴力行為や破壊行動も行うことで知られている。
 とにかく、アメリカの大統領と政権関係者らが、抗議デモなどをアンティファにつなげて「テロ脅威」として批判しているのだが、その影響が今、日本にも及ぼうとしている。日本の当局は現在、アンティファの活動が日本に波及していないか注意深く警戒しているところである。
 そんな中、6月10日に不穏な電子メールが公安当局者に届き、緊張感が漂っている。
「渋谷を爆破」の予告メール
 10日に各地の入国管理局の外国人在留総合センターにこんな「爆破予告」のメールが届いた。
“私はアンティファの活動をしている者だ。6月12日15時30分に、外国人を虐待している入国管理局と渋谷警察署の施設内で手榴弾2個を爆破する。爆破に失敗した場合は、1時間後に入国管理局と渋谷警察署で関係者を包丁で斬りつける”
 メールは日本語だった。現在当局は全力で事実関係を調査中だ。実際にアンティファのメンバーからのものなのかも現時点では不明である。単なる悪戯であることを願うが・・・。
 実は日本でもアンティファの存在は確認されている。フロイドさん死亡とその後の米国内でのデモを受けて6月に行われた都内での「黒人の命を守れ」と主張するデモでも、アンティファの旗を持った人たちが確認されている。また渋谷では5月末に在日クルド人に警察がひどい職務質問をしたとして批判が起きていた。今回の爆破予告との関連を疑う見方もあるようだが、関係しているかどうかはまだわからない。


それってテロリストw