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【国賊】リニア着工 大井川流域の首長、有識者会議お墨付きにノー

国土交通省の有識者会議について「着工の結論を出すかのような議論は間違い」と指摘した染谷絹代・静岡県島田市長


 未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、国土交通省の有識者会議(座長、福岡捷二・中央大研究開発機構教授)で、大井川の水問題の議論が大詰めを迎えようとしている。第10回有識者会議で示された中間報告案は、条件を付けたうえで工事をしても中下流域への影響は小さいと読み取れる表現になっている。しかし、有識者会議が着工にお墨付きを与えることに、流域の首長はノーを突きつけている。【山田英之】
 3月22日に公表された中間報告案は、工事中の一定期間、山梨県側に流出するトンネル湧水(ゆうすい)について「(静岡県側への)全量戻しとはならない」と明記。一方で、静岡工区内で発生する他の湧水を戻せば「椹島(さわらじま)地区(静岡市北部)付近より下流側の河川流量は維持される傾向にある」とした。
 中間報告を完成させる時期について、国交省の江口秀二・大臣官房技術審議官は第10回有識者会議の終了後、「スケジュールありきでやっているわけではない。議論が詰まっているところもある。次回で終わるか分からない。まとめる時はしっかりとまとめたい」と意欲を示した。
 しかし、現時点で静岡県の理解は得られそうにない。川勝平太知事は3月23日の定例記者会見で、議論の進捗(しんちょく)状況を登山に例えて「1合目」と表現。JR東海が提案した湧水全量戻しの代替策を「非現実的」と批判し、あくまでも湧水を静岡県内に全量戻すことを求めた。また、議論が不十分な項目として、水質や生態系への影響を挙げた。
 大井川流域の首長は、有識者会議が着工にお墨付きを与えることに“拒否反応”を示す。「専門家の先生が『ここまでは言える』『課題がある』と議論した結果を出す場所であって、ルール作りをする場ではない。有識者が着工の結論を出すかのような議論は間違い」。島田市の染谷絹代市長は2月21日に国交省幹部と意見交換をした後の記者会見で、こうクギを刺した。
 吉田町の田村典彦町長も「有識者会議は着工にお墨付きを与える形になるのか(国交省幹部に)尋ねたが、『一切ありません』との答えだった」と語った。牧之原市の杉本基久雄市長は「最終的に県がJRに許可を出して着工が認められる。流域住民の理解がなければ、県は許可を出さない」とみる。
 中間まとめについても藤枝市の北村正平市長は「結論を出すような取りまとめになると、それが方向性になる。拙速にまとめるのはやめた方がいい」と国交省に忠告した。


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