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さすがは中国!駐日大使館が大使発言の揉消しで大ウソ声明

ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
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 2020/04/04/Sat


中国の孔鉉佑駐日大使の「台湾がWHOにオブザーバー参加することが常態化する」(中国は台湾の参加を妨害しない)との発言をめぐる続報。


3月27日に都内で行われた孔大使の記者会見会場で、この発言を引き出したジャーナリストの吉村剛史氏によるスクープ記事、「中国、台湾のWHOオブザーバー参加、認める方針」(JBpressが29日に配信)は、台湾でも30日、大きな注目を浴びた。外交部が「報道には注意している」などとコメントし、それを受けメディア各社も競って報じたからだ。


 記事は、この発言について「国際社会の批判をかわす狙いとみられる」と分析。


たしかに武漢ウイルスの世界的な拡大で形勢が不利になり、さすがの中国政府も台湾の参加妨害には躊躇わざるを得なくなっているのだろう。あの横暴な大国も相当弱っているように見え、これで台湾のWHO加盟に向け弾みがつくだろうと、多くの台湾人が期待したはずだ。


ところが翌31日、状況に変化が生じる。中国大使館が公式サイトで「駐日本大使館報道官の一部の日本メディアが発布した中国に関する虚偽報道に関する談話」と題する声明を載せたのだ。つまり大使発言の否定である。


 「孔鉉佑日大使が記者会見で新型コロナウイルスの感染状況や中日関係について行った講演や記者への質疑応答の映像はすでに公式サイトで公開している」と前置きした上で、「会見後に一部のメディアが公然と虚偽情報を発布し、中国は台湾がWHOへのオブザーバー参加に同意することを検討しているとしたが、我々はこの事実を無視した根拠なき杜撰な報道に驚愕し、遺憾に思う」と書いている。


そしてそのあとは長々と、台湾のWHOへの参加は「一つの中国」原則の下、中国との協議を経て行われるべきものであり、台湾同胞の健康と福祉については中国が世話をしてやっている云々と、いつもながらの虚実を交えた宣伝文句を書き連ね、最後は日本メディアは基本的なルールを守るようになどと、教え諭すという代物だ。


 恫喝を仕事とする暴力団も同じだが、相手に恫喝が利かなくなる場面ほど焦る時はないだろう。大使発言を受けて台湾外交部が、台湾が参加するか否かは台湾政府が決めるべきもので、中国は騒ぐな、といった強硬なコメントを発したものだから、中国は相当狼狽し、発言の揉み消しを図ったのだろうか。本国政府から「台湾を侮られるようなことを言うな」との指示でも受けて書いたように見えなくもない。


 実際に声明は中国語のみ。内容から見て、JBpressに対する抗議なのだら、本来なら日本語を用いるべきなのに、それをしないのはなぜか。


 実はこれは、「大使はそんな発言をしていません」という本国政府への釈明メッセージなのだろうか。それとも「そんな発言などない。調子に乗って騒ぐな」という台湾に対する脅しのシグナルなのか。実際に台湾メディア各社は、「虚偽情報だった」とする声明の言葉を、裏を取らずにそのまま報じてしまっている。こうした大胆過ぎる嘘で、人は簡単に騙されるものらしい。


 声明の日本語版を出さなかったのはなぜなのか。もしそれをすれば日本国内でその真偽が話題となり、自分たちの嘘が簡単に打ち破られるのを警戒したからか。


とにかく何らかの思惑あっての大嘘なのだろう。さすがは情報捏造で生きてきた中国政府だ。いつもこんな風に世界の人々を振り回しているのに違いない。


それはともかく、今回この嘘つき大使館から嘘つき呼ばわりされ、名誉を著しく傷つけられた吉村氏は、その後中国大使館にまで出向いて抗議を行った模様。それについては4月4日の最新記事で書いている。それによれば大使館は今、懸命に逃げている感じだ。


 吉村剛史「大使の『台湾のWHO参加容認』発言翻す中国の迷走」(JBpress)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60026?page=2


台灣が無事にWHO総会にオブザーバー参加を果たすことを祈る。


 【過去の関連記事】
 窮地の覇権主義!中国がついに台湾のWHO参加を容認の方向 20/03/30
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3463.html
台湾のWHO参加問題─中国は転んでもただでは起きない 20/03/31
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3464.html