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香港裁判所、警官起訴取り消し決定政府の司法介入に反発も

 【香港=藤本欣也】香港の裁判所は24日、昨年11月、政府への抗議活動を行っていた21歳の男子学生に発砲し、重傷を負わせた警官の起訴取り消しを認める決定を下した。警官をめぐっては民主党の立法会議員が私人訴追に踏み切ったが、政府が介入し裁判所に起訴取り消しを求めていた。
 香港では旧宗主国の英国同様、検察以外の私人でも刑事訴追できる。
 昨年6月に反政府デモが本格化して以降、警官が起訴されたのはこの1件だけだった。警察による過度なデモ制圧への不満が市民の間で強かっただけに、警官の起訴取り消し決定に、反発が広がる可能性もある。
 警官をめぐっては、民主党議員が傷害などの罪で起訴したのに対し、司法行政当局が「発砲が違法であることを示す十分な証拠がない」などとして、起訴取り消しと法的手続きの中止を裁判所に求めていた。