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トランプ氏、指名受諾演説 バイデン氏を「破壊者」と批判

© Brendan Smialowski / AFP 米首都ワシントンのホワイトハウス南庭で、米共和党の全国大会最終日に大統領候補指名受諾演説を行うドナルド・トランプ大統領(2020年8月27日撮影)。
【AFP=時事】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は米共和党の全国大会最終日の27日、ホワイトハウス(White House)で演説し、「感謝と無限の楽観主義に満ちた心で」2期目の党大統領候補指名を受諾すると述べた。そして、共和党の対立候補ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領を「アメリカンドリーム」に対する脅威だと激しく非難した。
 元リアリティー番組司会者で不動産王のトランプ氏は、現職大統領として初めてホワイトハウスを党大会の会場として使用。演説後には国立公園ナショナルモール(National Mall)から大々的に花火を打ち上げた。
 米国では、ホワイトハウスを選挙運動に利用しないことが長年の慣習となっているが、トランプ氏はこれを無視。この日、南庭(South Lawn)はきらびやかなイベント会場に姿を変え、星条旗が幾つも飾られた演壇が設けられた。その両脇には巨大スクリーンが設置され、前には白い椅子1500脚が並べられた。
 ただ、演説会場ではソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)に取り組む様子はなく、集まった支持者も多くがマスク未着用だった。
 70分間に及ぶ演説では、世論調査でリードするバイデン氏を数十回にわたり名指しで攻撃し、「急進左派」として印象付けようとこれまで以上に激しく批判。11月3日の大統領戦で「弱い」バイデン氏が勝利すれば大惨事になると主張し、そうした事態から米国民を守れるのは自分しかいないと語った。
「この選挙は、アメリカンドリームを救えるか否かを決めるものになる」とトランプ氏は演説。「米国の魂を救う」と訴えるバイデン氏の選挙スローガンを引用し、「米国の魂の守護者ではなく、米国の雇用の破壊者だ。隙あらば、米国の偉大さを破壊する者になるだろう」と非難した。
 また、「左派が権力を握れば、都市の郊外を破壊し、皆さんから銃を没収することになる」と述べ、バイデン氏には数々の「裏切り」と「失態」を犯した過去があると主張。社会の混乱が起きると警告した。
 ただ、今回の大統領選は既に、新型コロナウイルスの流行と人種差別問題をめぐる緊張の高まりなど、米国では数十年ぶりの大混乱の中で行われている。この日も、トランプ氏の演説に合わせてホワイトハウス前では「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」のデモが行われ、参加者の叫び声やブブゼラの音が敷地内にも響いていた。
 一方、バイデン氏はツイッター(Twitter)でトランプ氏に反撃。「トランプ氏が今夜、ジョー・バイデンの米国では皆さんは安全でなくなると言ったら、周囲を見回して、自問してみてほしい。トランプ氏の米国で、自分がどれほど安心できているかを」と有権者に呼び掛けた。