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豪外相、中国の「経済的な威圧」を批判 新型コロナ独立調査で

4月27日、オーストラリア政府が世界保健機関(WHO)加盟国に新型コロナウイルスの発生源や感染拡大に関する独立調査を支持するよう求めていることに関連し、同国のペイン外相(写真)は、中国政府に対し「経済的な威圧」をやめるべきだと主張した。バンコクで2019年1月撮影(2020年 ロイター/Athit Perawongmetha)
[シドニー 27日 ロイター] - オーストラリア政府が世界保健機関(WHO)加盟国に新型コロナウイルスの発生源や感染拡大に関する独立調査を支持するよう求めていることに関連し、同国のペイン外相は27日、中国政府に対し「経済的な威圧」をやめるべきだと主張した。
独立調査に反対する中国の成競業・駐オーストラリア大使は、27日付のオーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー紙の一面に掲載されたインタビュー記事で、中国の一般市民がオーストラリア製品の購入やオーストラリアへの留学を考え直すかもしれないと発言。
「普通の市民は、なぜオーストラリア産のワインを飲まなければならないのか、なぜオーストラリア産の牛肉を食べなければならないのか、と思うだろう」と指摘。観光客がオーストリアへの旅行を「考え直す」かもしれないと述べた。
また「学生の親も、子供を留学させる一番良い国なのか考えるだろう」と語った。
これに対し、ペイン外相は27日、オーストラリア政府は新型コロナ感染症の独立調査について「理にかなった要求」をしたと反論。「経済的な威圧はこうした調査の呼び掛けに対する適切な対応ではなく、そのような考え方を拒否する。私たちに必要なのは国際協力だ」と述べた。