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中国がこれほど嫌がる「台湾支持運動」のすすめ─全国でやろう!

ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
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中国がこれほど嫌がる「台湾支持運動」のすすめ─全国でやろう!


2020/08/22/Sat


中国が台湾併呑との国家目標を正当化するため全力を傾ける外交戦略が、各国に対する「一つの中国」原則の強要だ。つまり「台湾は中国領土の一部」であることを認め、台湾への領土拡張を妨害するなとの圧力掛けだが、こうしたあの国の悪事は、相当うまくいっている。例えば日本政府は、そうした圧力に屈している。


政府は台湾を中国領土であるとは認めてはいない。それは事実ではない以上、どんなに中国に要求されても認めようがないためだが、しかしだからといって、要求を拒否して中国との関係が拗れても困るので、懸命に「認めたふり」をするのである。


防衛省が「防衛白書」で、台湾を中国領土として記述するのもそのためだ。日本は属国ではないのだから、こうした媚中行為は許されないはずだが、しかし国民も大方は「一つの中国」宣伝に洗脳されているため、それが媚中であるとも気付かず、批判できずにいる。


これは実に忌々しき日本の状況である。なぜなら中国の脅威の前で日台は運命共同体だからだ。あの国の宣伝に同調したり騙されたりするなど以ての外である。そこで我々台湾研究フォーラムは長期にわたり、「一つの中国」原則の打破を目指す言論活動を展開している。我々が最近「防衛白書」の書き換えを防衛省に要求するのも、その一環に他ならない。


ただこうした運動は、国内メディアによって取り上げられるのは稀だ。それは運動が小規模だからというより、メディアが中共の怒りを恐れ、「一つの中国」を否定する運動には触れたがらないためだと、私はつくづく感じている。


そうしたこともあり、我々のアクションは国民にまだまだ知られていない訳だが、しかし中国の中共御用メディアには何度も報道してもらっている。どうも中共は我々の運動を警戒しているようで、しばしば反応は敏感だ。


我々が「台湾は中国領土ではない」との真実を訴え、人々を覚醒させては(ちょうど童話「裸の王様」の中で子供が「王様は裸だ」と叫んで人々を覚醒させたように)、「一つの中国」宣伝工作には大きな打撃となるとわかっているからなのだろう。


目下我々は2020東京五輪台湾正名協議会を結成し、東京五輪で台湾選手団の名称を「中国領台北」(チャイニーズ・タイペイ)から「台湾」に改めようと訴える運動を展開しているが、中国政府は協議会結成の直後から、我々を批判している。そしてこの運動が台湾へと広がり、向こうでは台湾独立運動の諸団体によって公民投票(国民投票)運動にまで発展すると、ますます中共は狼狽し、その御用メディアが反対キャンペーンに乗り出したのだが、その際も中共は我々日本人への警戒心を露わにした。


その一例に、中共中央宣伝部傘下の「香港文匯報」や、香港中聯?の指導を受ける「大公報」が2018年8月9日に配信した「日本右翼が台湾当局と火遊び」と題する記事がある。そこでは中国の台湾研究の御用学者、朱松嶺(北京聯合大学台湾研究院両岸関係研究所長)の次のコメントを載せ、我々を非難している。


───日本の一部の帝国主義勢力と邪悪な人間たちはこれまでずっと、中日友好に不利なことを行い、両岸(台湾と中国)の民衆の感情を傷つけてきたが、今回もまた例外ではない。所謂五輪正名公民投票はもともと、日本右翼分子の水島総と永山英樹らが裏で画策したものなのだ。


───彼ら(水島と永山)は台湾島内の皇民どもと結託し、両岸関係を悪化させようと挑発しているが、やがてひどい目に遭うことだろう。


───これら日本人は中国を侵略した軍国主義者、ファシストと同じ流れをくんでおり、日本が台湾を殖民地にしたことが忘れられず、両岸関係を粉々にすることに全力を傾注するなど、実に悪質である。


これについて先ず断っておきたいのは「水島総と永山英樹」、つまり2020東京五輪台湾正名協議会の水島会長と幹事長である私が、台湾の公民投票運動を「裏で画策した」事実などないということだ。


公民投票運動は上記の通り、あくまで台湾の人々が発案、推進したものであるが、しかしこの中共の御用学者には、事実が何であろうと必ずしも重要ではない。彼らはただ中共の喉舌として、中共の「公式見解」に従った言論(宣伝)を中共のために展開しているにすぎないのである。


それではその中共の「公式見解」とは何かだが、簡単に言えばおおよそ以下のようになるだろう。


「日本の殖民統治下の台湾で人々は皇民化され、中国人であることを忘れて台湾独立を求め、台湾の再殖民地化を望む日本の右翼・軍国主義者と結託し、中国統一に反対し続けている」


こういった言論は中国では一般的だが(台湾でも所謂外省人ら親中勢力の間でもよく聞かれる)、朱松嶺もそうした見方を踏襲した訳である。日本人が聞けば「現実離れした言いがかり」としか聞こえない訳だが、ただここで注目するべきは中共が、「台湾の反中国勢力と日本の反中国勢力が結託しないはずがない」と信じていることである。


たしかにそれは日本に対して買いかぶりすぎだ。なぜなら前述の如く、日本では政府も一般国民も「一つの中国」の虚構には無関心だし、仮に関心はあってもそれに批判を加える勇気が欠如している。しかしだからこそ我々は頑張っているところだ。頑張って「台湾は中国領土ではない」と叫ぶ運動を進め、そしてその結果、台湾独立勢力と合流をも果たしたのだから、向こうからすれば「やはり日本右翼勢力は台湾独立勢力と結託しはじめた」と見て慌て、「やがてひどい目に遭うことだろう」と恫喝してきたのである。


そこでふと思い出すのだが、一部の日本人や在日台湾人たちが、我々の運動への協力者に対し、「彼らは右翼だから気を付けろ」「彼らに利用されないように」と密かに警告しているという話だ。私は以前よりそういったことは何度か耳にしている。


我々の運動は、何の儲けにもならない純粋なボランティア活動につき、「利用する」も何もない訳なのだが、どうも「敵」の勢力が我々の近くにまで浸透し、我々の足を引っ張りつつあるのではないかと疑うこともしばしばだ。ただもしそれが本当に「敵」の仕業であるのなら、それもまた我々のささやかな「一つの中国」宣伝粉砕の運動が、敵には無視できない存在となりつつある証左であるなどとして、自らを励ますべきかもしれない。


それはともかく、「台湾は台湾であり中国領土ではない」「中国の台湾統一は中国の国内問題ではなく、台湾侵略という国際問題」「中国に迎合し台湾を侮辱する日本人を許すな」等々と訴える運動が今後更に全国に広がれば、さぞや中国の心胆を寒からしめることとなるだろう。


全国の先覚者の奮起を待ちたい。
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発行 永山英樹(台湾研究フォーラム)


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