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豪ジャーナリスト2人、拘束恐れ中国から緊急帰国

【AFP=時事】中国の北京と上海でそれぞれ、警察当局の取り調べを受けたオーストラリア人ジャーナリスト2人が7日、緊急帰国した。豪外交関係者に付き添われて上海から出国した2人は8日、シドニーに到着した。
 中国から出国したのは、オーストラリア放送協会(ABC)のビル・バートルズ(Bill Birtles)氏と、豪経済紙オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー(Australian Financial Review、AFR)のマイケル・スミス(Michael Smith)記者。
 中国在住のオーストラリア人ジャーナリストをめぐっては、国営英語放送CGTNでビジネスニュース番組のキャスターを務めるチェン・レイ(Cheng Lei)氏が、8月中旬から拘束されていたことが先日発覚したばかり。チェン氏の拘束について中国当局は理由を説明していない。
 ABCによると、北京を拠点に活動していたバートルズ氏と上海で勤務していたスミス氏は中国当局から出国禁止を命じられ、許可が出るまで数日間、オーストラリアの在外公館に身を寄せていた。
 ABCによると、オーストラリア外務省は先週、バートルズ氏に中国から出国するよう警告していた。バートルズ氏は3日に出国する予定だったが、前日深夜に警官7人が同氏の自宅を訪れ、出国禁止を伝えたという。
 警官らは「国家安全保障上の件」について事情聴取を行いたいと述べたため、バートルズ氏は豪大使館に避難した。
 その後、バートルズ氏はオーストラリアの外交官立ち会いの下、中国警察の聴取を受け、出国禁止は解除されたという。
 一方、AFRによると、バートルズ氏宅を警官が訪れた同じ日の夜に、上海でも警官がスミス氏宅を訪れた。両氏共に事情聴取はチェン氏に関連する内容だったという。
 豪政府は今年に入って自国民に対し、中国で恣意(しい)的に拘束される危険性を警告していた。
【翻訳編集】AFPBB News