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安倍総理の志は死なない!!

最終討論で最も注目されたのは「バイデン疑惑」 問題の中国企業株の10%がバイデン候補に渡ったか


FNNプライムオンライン


2020/10/26 12:41


© FNNプライムオンライン
最終討論を話題別に分類
米大統領選の最終討論で有権者が注目したのは、やはり「バイデン疑惑」だった。
© FNNプライムオンライン 両候補による最後のテレビ討論会 現地10月22日
米国のニュースサイトAXIOSは24日、ドナルド・トランプ大統領とジョー・バイデン前副大統領との最終討論後24時間に発信されたSNSを話題別に分類し、その集積数を次のように発表した。
1) ハンター・バイデン/トニー・ボブリンスキ 130万回
2) バイデンの「石油産業は終わらせる」との発言 54万4500回
3) 「バイデンが討論に勝った」という世論調査 37万6000回
4)司会者のあり方 20万8300回
5)新型ウイルス問題 18万8000回
6)「私はリンカーン大統領以来の人種差別のない大統領だ」というトランプ発言 13万5700回
© FNNプライムオンライン AXIOSより
1)は、バイデン前副大統領の次男ハンター氏が父親の地位を利用して蓄財し、前副大統領自身もその分け前に預かっていたという疑惑と、ハンター氏の元同僚のトニー・ボブリンスキ氏がその疑惑を裏付ける証言をしたことで、その関心度は他の話題に比べて突出している。
この問題についてトランプ大統領は討論でこう発言していた、
「全てのEメール、キミと家族がかき集めた金に関するEメールについて、キミは米国民に説明する必要がある」
これをバイデン 氏が「私は一銭も受け取っていませんよ」と否定すると、トランプ大統領は続けた。
「キミは”大もの”らしいじゃないか。キミの息子は『10%を”大もの”に渡さなければならない』と言ったが、ジョン、ひどい話じゃないか」
中国との合弁企業の株の10%がバイデン候補に渡ったか
このやりとりには、伏線がある。
それは、ニューヨーク・ポスト紙が報じたハンター・バイデン氏のパソコンから発見されたメールをめぐる問題だ。
メールの日付は2017年5月13日でタイトルは「期待」。
発信者はジェームス・ギリアー。
宛先はトニー・ボブリンスキで、ハンター氏にはCC転送されていた。
(以下引用)
「かねて示唆した通り、我々は次のように報酬を分配することで合意した。
会長もしくは副会長、肩書きはCEFCと協議の上決定する(ハンター)850
CEO (トニー)850
ジェームス(EEIG)国際商行為に関するコンサルタント(ジェームス)500,000
ロブ 500
ジム 不明
サナン (EEIGとの合意による)72,000
ハンターは事務経費を必要としており別に詳細を提示する。
ジェームスは月15,000 キロを旅する予定(180.000予定)
(以上引用)
(以下引用)
これと同時に、株主資本を次のように分配することで暫定合意をしている。
20 H
20 RW
20 JG
20 TB
10 Jim
10 the big guyのためにHが確保する?」(nypost.comより)
(以上引用)
© FNNプライムオンライン nypost.comより
ニューヨーク・ポスト紙によれば、メールは中国のエネルギー大手企業「CEFC」と、ハンター氏らとの合弁事業の取り決めを確認したもので、ハンター氏は新会社の会長又は副会長として850(850,000ドル、約9350万円か?)を受け取ることと、新株式の10%をH(おそらくはハンター氏)が「big guy(大もの)」のために確保することを約束しているとしている。
この「big guy」は、ハンター氏の父親のバイデン前副大統領でしかあり得ないと共和党系のメディアはいきり立ったが、民主党側は否定するだけでなく「これはロシアの陰謀だ」と反撃していた。
問題の合弁企業の社長が記者会見で確認
ところがここへきて、メールの受信人のボブリンスキ氏が「メールは本物だ」と名乗り出てきたので状況は一転した。トランプ陣営は同氏を最終討論のあったテネシー州ナッシュビルへ招き、討論の始まる一時間半前というタイミングで記者会見をさせた。
© FNNプライムオンライン 会見するボブリンスキ氏
ボブリンスキ氏は「big guy」がバイデン前副大統領のことで、株式の10%が贈られることになっていたことや、同前副大統領と面談して事業の詳細について協議したことも明らかにした。
この記者会見について米国の主要マスコミはほとんど取り上げず、バイデン前副大統領をめぐる疑惑は「確証が取れない」と報道を自主規制している。
しかし、マスコミが伝えないと逆に国民の憶測を煽るようなことにもなっているようで、この問題は11月3日の投票に少なからず影響するのではなかろうか。
【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】
【表紙デザイン:さいとうひさし】