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中国工場で国連決議違反の北労働者雇用…英紙報道、数百人が1日最長18時間労働

 【ロンドン=広瀬誠】英紙ガーディアン(電子版)は、中朝国境にある中国遼寧省丹東の工場が今年に入り、国連制裁決議に違反して北朝鮮の労働者を雇い、医療従事者向けの装備品を製造していたと伝えた。装備品は英国のほか、日本、米国、イタリア、ドイツなどに輸出されたという。
 ガーディアン紙の20日の報道によると、丹東の複数の工場で数百人が雇われていた。ほとんどが女性だった。1日の労働時間は最長18時間に上り、給与の7割は北朝鮮に送られていた。労働者は監視下に置かれ、工場を自由に離れることも認められなかったという。
 英政府は新型コロナウイルス感染が拡大した後、英企業と装備品調達の契約を結び、一部は丹東の工場が下請けし、数十万着の防護服が発注された。英保健・社会福祉省は「全ての供給業者が高い法的・倫理的な基準に従うことを期待している」と、契約について調査する考えを示した。
 国連安全保障理事会は2017年12月に採択した対北朝鮮制裁決議で、国外で収入を得ている全ての北朝鮮人労働者らを2年以内に本国に送還するよう加盟国に求めている。