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心配な靖国参拝「禁止令」の再来 ロバート・D・エルドリッヂ氏×小島新一・大阪正論室長

産経新聞社 【ラジオ大阪 ぶっちゃけ正論】心配な靖国参拝「禁止令」の再来 ロバート・D・エルドリッヂ氏×小島新一・大阪正論室長
 小島 米大統領選は投開票後の混乱が続いていますね。開票結果で敗北が確定的なトランプ大統領陣営は、民主党候補のバイデン前副大統領陣営を有利にする不正があったと主張。バイデン氏側への政権移行の手続き開始は容認したものの、法廷闘争は続けるとしています。
 エルドリッヂ(以下、RE) 民主党をめぐっては、投票前から裁判沙汰になっています。「アメリカ緑の党」の候補者に投票しにくくなる投票用紙を複数の州で使わせようとした。支持層が「緑の党」とかぶる左派の票が逃げないように、です。これが民主主義でしょうか。
 小島 トランプ陣営側の「不正があった」という主張に対して、多くのメディアは「根拠がない」と一蹴しています。ただ、米国の主流メディアの反トランプ報道、それに同調してきた日本の多くのメディアの姿勢への不信感も高まっています。なにが真実なのか分からない、本当にトランプ氏は負けたのか、という声も上がりました。
 RE 公平、公正な裁判に委ねたらよいと思います。アメリカの行方を心配する皆さんには、落ち着いてくださいと言いたいです(笑い)。すぐに当選者が決まらなくてもいい。急ぎすぎると、新しいバイデン政権に正統性がないと見なされてしまいます。
 小島 このままバイデン政権に移行した場合のわが国への影響は。
 RE 日々の日米関係は良好に推移すると思います。いわゆる知日派、ジャパンハンドラーたちが、駐日大使やNSC(国家安全保障会議)の担当者に選ばれるでしょうから。心配なのは、大きな世界戦略として、バイデン政権が対中融和策をとるだろうことです。大きな潮流の中で日本の位置づけは小さくなり、中長期的には日本にとってマイナスだと思います。
 小島 安倍晋三前首相が2013年に靖国神社を参拝したとき、在日米国大使館は「失望した」とのコメントを出しました。これを指示したのが、副大統領だったバイデン氏周辺だといわれています。中国や韓国を刺激しないようクギを刺したのだと思われます。
 RE 実は当時、在日米軍は靖国神社の参拝が禁じられていたんですよ。
 小島 驚きです。
 RE 私も当時沖縄の米軍海兵隊に所属していましたが、その命令には従いませんでしたけどね。誇りある日本人の妻と共に喜んで参拝させていただきました。
 【プロフィル】ロバート・D・エルドリッヂ 1968年米国生まれ。政治学者。大阪大学准教授、在沖縄米軍海兵隊政務外交部次長などを歴任。著書に「沖縄問題の起源」「人口減少と自衛隊」「教育不況からの脱出」など。
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 「ぶっちゃけ正論」は、時事問題について各界の専門家から話を聞くコーナー。「ラジオ 関西経営者列伝」と交互に2週間ずつ放送しています。次回の放送は12月11日です。