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中国従属=台湾排除のWHO事務局(上)─ポンぺオ国務長官にも嘘をつく媚中

ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
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 2020/05/07/Thu


 ■パンデミックの中でも当然の主張が通用しないWHO事務局


5月18日、19日にWHO年次総会が開催され(今年はテレビ電話方式)、武漢ウイルスのパンデミックについて協議が行われるが、目下日本を含む複数の国々が求めているのが、そこへの台湾のオブザーバー参加だ。WHO事務局は7日の時点で、台湾にはまだ招待状を送っていないが、台湾の参加を支持する声は世界的に高まっている。


それは当然だろう。パンデミックの脅威を前に、台湾という地理的空白を作ることは許されないからだ。「全ての国が国際衛生システムに加わり、全世界の衛生上の利益を増進して初めてWHOは意味を持つ」(ピーターズ・ニュージーランド副首相兼外相)のである。しかし問題は、そうしたもっともな主張が、テドロス事務局長率いるWHO事務局には通用しないことだ。


■台湾招待をテドロス事務局長に求めたポンぺオ国務長官


 「公衆衛生より(中国の)政治を優先させている」(米国務省)ためである。WHO事務局の極端な中国中心主義は、目下世界から非難を浴びているところだ。


そこで米国のポンぺオ国務長官は6日、記者団を前に「WHO総会など国連に関する会議への台湾のオブザーバー参加を支持してほしい」と各国に呼び掛けるとともに、テドロス氏に対し、「台湾を今月の総会に招待してほしい。そうする権限はある。前任者も何度もそれをしてきた」と訴えた。


しかし翌7日に行われたWHO事務局の定例会見で、テドロス氏はポンぺオ氏のこの訴えにどう応じたかと言えば……。


 「台湾を招待しているのか。加盟国、特に中国に対し、台湾のオブザーバー参加を許すよう説得しているのか。あなたには招待する権限があるが、もし中国が引き続き反対した場合、どうするのか」と、米紙ウォールストリートジャーナルの記者からと質されたテドロス氏だが、この人物は最近、台湾関連の話題となると、決まって黙秘を決め込むのである(反台湾発言を繰り返して非難を浴び、「台湾」恐怖症にでもなったか)。今回も「台湾」と聞くや何も答えず、隣のウォルトン法律顧問に顔を向け、代弁を求めた。


■ポンぺオ氏に嘘をつくWHO事務局は筋金入りの媚中


そこで口を開いたウォルトン氏。「中国台湾が参加するかどうかは194の加盟国が決めることだ」と答えたのである。台湾をわざわざ「中国台湾」と呼称するなど、媚中家としては筋金入りらしく、すでにそれだけで物議を醸している。


さて、この「加盟国が決めることだ」というのは、「事務局は関知しない」との意味である。


これが「テドロス事務局長には台湾を招待をする権限はある。前任者もそれをしてきた」とするポンぺオ氏への回答でもあるのだが、虚言だ。事実を捻じ曲げている。


なぜなら明らかに事務局長には招待を行う権限はあるからだ。


 実は4日の定例会見でも、ソロモン法律顧問が全く同じ虚言を弄したので、これに台湾の外交部報道官は次のように反論した。


 「WHOの議事規則や慣例に基づけば、事務局長にはオブザーバーを総会に招待する裁量権がある。例えば我が国は2009年から2016年までの連続8年間、その招待を受けて総会に参加している」


これは疑いなき事実である。実際に台湾には、そのテドロス氏の「前任者」であるマーガレット・チャン事務局長が台湾の保健相(衛生福利部長)に送付した招待状も保管されている。ポンぺオ氏が「前任者も何度もそれをしてきた」というのもこれを指している。


■世界を欺いてでも台湾排除で中国への忠誠を貫く構え


 そもそもWHO事務局と中国は2008年、SARS禍以降に台湾のWHO参加を支持する声が高まったのを受け、密かにMOUを締結し、事務局が台湾を招待するには中国の同意を要すると取り決めている。


そして2009年から2016年までは、台湾では国民党政権が「台湾は中国領土の一部」とする「一つの中国」原則を認めたため、中国はマーガレット・チャン事務局長に台湾の招待を許可したのである。


しかしその後、民進党政権が発足すると招待を停止した。中国が「一つの中国」原則を受け入れない同政権への報復として、総会参加に反対しているためだ。中国の国務院台湾事務弁公室の報道官も4月1日、「WHOでの台湾関連の問題は、必ず『一つの中国』原則の下で処理されなければならず、それ以外に方法はない」と強調しているではないか。「それ以外に方法はない」と言い切るなど、WHO事務局をコントロールしていることへの自信が漲っている。


そこまで中国に従属させられているWHO事務局だが、その姿勢が批判に晒される今、自分たちには台湾招待の権限はないと言って逃げ回るのである。何という「法律顧問」たちなのか。


このように世界を欺いてでも、台湾排除を続けて中国への忠誠を貫こうとの構えだ。そのためソロモン氏がこの日の会見で吐いた虚言は、他にもまだある。


 (つづく)


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