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アマゾン先住民族が中国企業を提訴、余剰ガスの焼却処分めぐり
AFPBB News
2020/12/11 12:11
© Cristina Vega RHOR / AFP エクアドル・オレリャナ県ミワウノ村近くにある、中国国営の石油会社ペトロオリエンタルが所有する燃焼処理施設(2020年12月10日撮影)。
【AFP=時事】南米エクアドルのアマゾン(Amazon)熱帯雨林地帯に暮らす先住民族ワオラニ(Waorani)は10日、油田で発生する余剰ガスの焼却処分によって先祖から伝わる土地が汚染されているとして、中国国営の石油会社ペトロオリエンタル(PetroOriental)を相手取り提訴した。
© Cristina Vega RHOR / AFP エクアドル・オレリャナ県フランシスコデオレリャナで、中国国営の石油会社ペトロオリエンタルを提訴後、写真撮影に臨む先住民族ワオラニの女性ら(2020年12月10日撮影)。
約150人のワオラニが暮らすミワウノ(Miwaguno)村の指導者らは、首都キトの東に位置するオレリャナ(Orellana)県の主要都市フランシスコデオレリャナ( Francisco de Orellana)の裁判所に、「被害者」として提訴した。
© Cristina Vega RHOR / AFP エクアドル・オレリャナ県ミワウノ村近くにある、中国国営の石油会社ペトロオリエンタルが使用しているパイプ(2020年12月10日撮影)。
ワオラニの人々は、「私たちの生活様式は一変した」と訴状で述べ、「気候変動によって、私たちの生存そのものが脅かされている」と訴えた。
© Cristina Vega RHOR / AFP エクアドル・オレリャナ県ミワウノ村近くにある、中国国営の石油会社ペトロオリエンタルが使用している車両(2020年12月10日撮影)。
ワオラニが反対している「フレアリング」と呼ばれる余剰ガスの焼却処分は、石油精製の過程で広く実施されており、ペトロオリエンタルも行っている。
© Cristina Vega RHOR / AFP エクアドル・オレリャナ県ミワウノ村近くにある、中国国営の石油会社ペトロオリエンタルが使用している車両(2020年12月10日撮影)。
環境保護活動家らによると、オレリャナ県には燃焼処理を行う施設が密集しており、ワオラニは燃焼処分で発生する煙が土地や水源を汚染していると主張している。
© Cristina Vega RHOR / AFP エクアドル・オレリャナ県ミワウノ村近くの川で泳ぐ、先住民族ワオラニの少年(2020年12月10日撮影)。
ワオラニの50代の女性は「雨は石炭みたいな味だが、飲料水がないので利用している」と述べた。
© Cristina Vega RHOR / AFP エクアドル・オレリャナ県ミワウノ村近くにある、中国国営の石油会社ペトロオリエンタルが所有する燃焼処理施設(2020年12月10日撮影)。
ペトロオリエンタルはオレリャナ県の第14鉱区と第17鉱区の採掘を行っており、1日当たり約1万バレルの石油を生産している。
© Cristina Vega RHOR / AFP エクアドル・オレリャナ県ミワウノ村近くにある、中国国営の石油会社ペトロオリエンタルが所有する燃焼処理施設(2020年12月10日撮影)。
© Cristina Vega RHOR / AFP エクアドル・オレリャナ県フランシスコデオレリャナで、気候変動に関するポスターを持つ先住民族ワオラニの女性ら(2020年12月10日撮影)。
©Cristina Vega RHOR / AFP エクアドル・オレリャナ県フランシスコデオレリャナの裁判所で、中国国営の石油会社ペトロオリエンタルを提訴するための書類を提出する、先住民族ワオラニの人々(2020年12月10日撮影)。
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