Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

非常事態に対応できない孤独なグローバリスト

From 三橋貴明 @ブログ



怪獣カリンゴン来襲!地球人類の貨幣観は
500年古いぞ! [三橋TV第328回]
三橋貴明・カリンゴン・高家望愛


https://youtu.be/poQ08wjNnuA



昨日、菅義偉という「人物」について
解説しましたが、共同体を嫌う、あるいは
憎んでいるグローバリスト政治家には、
一つ、決定的な弱点があるのです。


それは、「非常事態に対応できない」
ことになります。



理由は、もちろんグローバリズムが
非常事態を想定していないためです。
さらには、非常事態には共同体で
立ち向かうしかないためでもあります。



共同体を否定するグローバリストは、
まずは「非常時」の存在自体を
否定しようとする。とはいえ、
現実に非常事態は起きる
(起きている)わけで、一応、
対応しようとするのですが、
「全て自分で決めようとする」ため、
対応がドタバタとし、政治家ならば
瞬く間に支持を失うことになります。




【Front Japan 桜】
「菅義偉」論 ~その凡庸の源を探る~
「国を守る」ための財政とは~コストと
効率しか頭にない財務省[桜R2/12/16]




上記動画で藤井先生が菅総理について
分析していますが、総理は
「他人に相談する」ことがありません。



そもそも「共同体」を否定する人物が、
「相談」前提で思考することはないのです。



まさに、鬼舞辻無惨。無惨が上弦や
下弦の鬼たちに「相談」する光景を、
想像できますか?



ちなみに、わたくしは総理が
無惨的であると言っているに過ぎず、
独裁者だのなんだのとレッテル貼りを
したいわけではありません。残念ながら、
総理に無惨ほどの能力、実力はありません。



普通の日本人。たとえ、段ボール工場の
住み込みから一国のリーダーにまで
成り上がったにせよ、「運が良かった」
普通の日本人が、過去に共同体否定を
繰り返し、それで下手に
成功したものですから、
「人間は自分の力だけで生きていくべき」
と、中二病的な勘違いをしているに
過ぎないのが、菅義偉という人物です。



何しろ、政治家のくせに平気で
政治を否定する「自助、共助、公助」と
いったスローガンを掲げ、
「竹中さ~ん、アトキンソンさ~ん、
褒めてくださ~い」と、やっている
「田舎者」なわけでございますから、
無惨であるはずがないのです。
(※田舎者とは田舎に
住んでいる人ではなく、都会に妙な
憧れを抱き、都会人の真似をし、
「褒めて下さ~い」とやる人)







『GoTo停止、国交省や
観光庁徹夜で
対応 「仕方ないけど…」



 菅義偉(すがよしひで)首相が
 14日に発表した
 「Go To トラベル」の
 全国一律の停止は、所管する
 国土交通省や観光庁の
 現場には発表直前まで
 伝えられていなかった。


 突然の決定を受けた関係省庁は
 トラベル事業の停止に伴う
 キャンセル料補償の割合などの詳細を
 詰めるため徹夜で対応。国交省関係者は
 「いきなりですよ…。大変ですよね。
 仕方ないけど」とつぶやいた。


 国交省関係者によると、菅氏が
 14日午後6時半過ぎに発表した
 時点では、観光庁の課長級には
 全国一律の停止の方針は
 伝わっていなかったとみられる。
 このため観光庁は発表後、すでに
 新規予約を停止していた大阪、
 札幌両市や、感染拡大が顕著な
 東京都の扱いなどを
 急遽(きゅうきょ)、検討した。


 こうした“突貫工事”を経て、
 14日午後7時過ぎに取材に応じた
 赤羽一嘉国土交通相は、東京都を
 目的地とする旅行を「14日から
 一時停止」と発言。しかし観光庁は
 15日午前3時過ぎに「18日から
 27日まで一時停止」と訂正文を
 発表するなどの混乱もみられた。


 さらに15日午前11時に赤羽氏が
 会見でキャンセル補償は旅行代金の
 半額と発表するまで、「半額」を
 主張する国交省と「35%」を
 主張する財務省の間の調整も
 進められていたという。


 国交省関係者は「11日に政府の
 新型コロナウイルス感染症対策分科会が
 停止を提言した際には、まだそういう
 雰囲気はなかった。決定は直前では
 ないか。国交省で決めたのでは
 ないはずだ」と話している。』



まだ、序の口でしょう。


何しろ、非常事態はこれからも
確実に続きます。そして、孤独な
グローバリストは「非常事態に
共同体として立ち向かう」ことが
絶対にできない。



わたくしは、共同体の必要性について、
1. 権利の認定
2. 生産性の向上
3. 安全保障
と、三つの切り口から
解説していますが、今回は
「3」がもろに顕在化してしまいました。



共同体で立ち向かうしかない
非常事態発生時に、共同体を否定する
人物が内閣総理大臣に就いている。



今後、菅総理は「個人」として
非常事態に立ち向かおうとし、
政策は右往左往、二転三転、朝令暮改に
ならざるを得ないでしょう
(もうなっていますが)。



我々日本国民は、「非常事態発生時に、
非常事態に対応不可能な
グローバリストが首相の座に就いている」


という、稀有な体験を
しているのです(笑えませんが)。



今後の混乱は仕方がありませんが、
我々は「今回」の非常事態から
学ぶべきなのです。共同体の大切さを。
あるいは、非常事態発生時に、
共同体が機能しないときの悲劇を。