Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

駐日米大使「宇宙開発、中国には友人いない」 日米が宇宙探査で署名

 林芳正外相とエマニュエル駐日米大使は11日、火星の衛星フォボスから試料を持ち帰る日本主導のプロジェクト「MMX」での協力に関する交換公文に署名した。エマニュエル氏は署名後、記者団に「米国は日本の技術力を信頼している」と強調。その上で、宇宙開発の競争相手として存在感を高める中国について「中国には(宇宙開発に関する)友人も同盟国もいない。中国の研究は自国のためで、人類の進歩のためではない」とけん制した。
 プロジェクトは火星の衛星の起源や太陽系の惑星の成り立ちなどを探るのが目標で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主導し、2024年度の探査機打ち上げと29年度の地球帰還を計画している。今回の交換公文に基づき、JAXAの探査機に米航空宇宙局(NASA)の観測機器が搭載される見通しだ。
 署名式で林氏は「2国間協力が力強く進展している」と指摘。エマニュエル氏も「NASAにとってJAXAほど素晴らしいパートナーはいない」と語った。【日下部元美】

騒音、振動、悪臭のヒドすぎる実態…近隣住民が激怒「中国系トンデモ工場」無許可営業の全貌を空撮

住宅や農地が広がる千葉市内の静かな地域に、鉄フェンスで囲まれた当該の金属スクラップヤード(屋外保管施設)はある。しかし複数の重機が鉄くずを分別するたびに轟音(ごうおん)が起き、静寂は乱された。地面が揺れるほどの大音量に、近隣住民は怒りが収まらないようだ。

中国人が経営する金属スクラップヤードの全景。敷地内には市道も通っている。後方に広がっているのは住宅街だ© FRIDAYデジタル
「朝7時ぐらいから夜10時過ぎまで、ドーンと身体に響くような音がします。うるさくて夜も眠れない。苦情を言っても、従業員は日本語が通じないためコミュニケーションが取れないんです」
苦情が頻発しているのは、千葉市若葉区にある写真のヤードだ。東西約250mにわたって広がるこの土地を、中国系企業が購入したのは’18年10月。直後から、数々の違法行為が明らかになっている。
「許可なしで建造物を新築できない市街化調整区域ですが、中国系の業者は無許可でヤードを作ってしまいました。敷地内には市道が通っているのに、そこも工場の一部として使っている。騒音、振動、悪臭などのトラブルが続出しても違反を繰り返しています」(全国紙社会部記者)
市は刑事告発も検討
千葉市内には現在94ヵ所の金属スクラップヤードがあり、その多くが中国系企業による経営だ。市は’21年11月に「再生資源物の屋外保管に関する条例」を施行。ヤードの設置を許可制にし、住宅から100m以内の新設を禁じるなどした。それでも住民との間に問題は絶えない。
当該のヤードから、30mの距離に暮らす住民が怒気を含んで語る。
「騒音を自宅の庭で測っていますが、この地区の基準値の55デシベルを優に超えています。80デシベル以上(交通量の多い交差点ほどの音量)の時もあるんです」
ヤード業者に対して市は、’20年から現在まで16回に及ぶ立ち入り調査や是正勧告などの指導を実施。2月28日付で都市計画法に基づく監督処分を行ったが、現在にいたるまで改善されていない。
「現状の金属スクラップヤードは、適正な用途として認められません。期限の8月28日までに対象建造物の除却などが行われない場合、刑事告発などの措置も検討します」(千葉市建築指導課)
業者に電話で取材を申し込むと、中国語なまりの日本語で一方的に拒否された。
──責任者からお話をうかがいたい。
業者「こちらの電話機に表示されている番号は、ネット検索で探しても出てきません。この電話、詐欺かもしれないので責任者に繫(つな)ぐことはできない!」
後日ヤードの本社を訪れ、あらためて責任者へ取材を申し込むと……。
──社長から話を聞きたい。
業者「私、権限ないので何もできない。社長もここへは来ない」
廃棄物の問題に詳しい猿倉健司弁護士は、こう指摘する。
「環境有害物質・廃棄物行政は自治体単位で独自に政策を決めるため、各地で足並みを揃(そろ)えるのが難しいんです。業者が違反を摘発されても、条例がない場所にヤードを移してしまえば操業できてしまうので根本的な解決にならない。取り締まる側は、罰則やマンパワーを強化するなど本気度を示すことが大切でしょう」
取り締まりを強めても、悪徳業者は規制の緩い場所に移るというイタチごっこ。千葉市の中国系企業によるトラブルは、決して他人事ではない。全国規模で解決しなければならない問題なのだ。
『FRIDAY』2023年4月14日号より
取材・文・撮影:形山昌由
ジャーナリスト

静岡市長に「リニア推進」難波氏当選「1秒も早く工事を」「川勝の暴走止めて」と高まる期待

4月9日に投票がおこなわれた統一地方選挙。保守分裂の奈良・徳島県知事選や、直前の不倫騒動に揺れた神奈川県知事選などが注目を集めたが、それらとは違った意味で関心を持たれていたのが、静岡市長選だ。
静岡市長選には、静岡県の副知事だった難波喬司ら3人が立候補。難波氏と元県議・山田誠氏の一騎打ちと見られていたが、全体の58%の票を集めた難波氏が圧勝した。
静岡市が全国的な関心を集めている理由は「リニア問題」にほかならない。東京・品川と名古屋を結ぶリニア中央新幹線の静岡工区は約9キロ。すべてがトンネルで、南北に長い静岡市の北端に近い地域の地下を通ることになっている。
この工事を、川勝平太・静岡県知事がストップさせていることは周知のとおりだが、難波氏は「リニア推進」を表明しており、対立は避けられない状況だ。
「難波氏は国土交通省出身。2014年から2022年まで川勝知事のもと、静岡県の副知事をつとめていました。もともと土木の専門家であり、2021年に発生した熱海市の土石流災害でも陣頭指揮をとりました。
リニアに関しては、副知事という立場上、長い間、川勝知事の意に沿った発言をしてきており、市長選出馬に際して、推進するのか否かで注目されていました」(週刊誌記者)
難波氏は出馬に先立ち、自らの政策を会見で発表。そのなかで、リニア事業に関して、
「沿線自治体のほとんどが賛成し、すでに事業がおこなわれている段階。その推進に影響力がある首長は、個人としてリニア事業についてどのような価値判断をもっていたとしても、行政判断としてはリニア事業の推進に協力すべきである」
と、名指しこそしないまでも、川勝氏の姿勢を批判し、リニア推進の立場を明確にしている。
地元局の静岡放送が、当選が決まった難波氏をスタジオに招いてインタビューをおこない、川勝知事との関係について聞いている。副知事時代、けんかはあったかと聞かれた難波氏は、
「けんかではなくて議論です。正論は言いますよ。科学的根拠はこうですと。『知事が言うことは、科学的根拠からすると違うんじゃないですか』とはっきり言っていた」
と語った。さらに「それを聞きいれてくれたか」と問われると、
「聞いてくれました、その場では……。記者会見はまた違った感じで、記者の言うことに対して、その場で違うことを言うこともあるので、『あれっ?』ということはよくありました」
と、副知事時代から意見の食い違いがあったことを明かしている。
「前静岡市長の田辺信宏氏と川勝氏は “犬猿の仲” で、リニアに関する議論はほとんどできなかったのですが、難波市長になり、局面は大きく変わることになるはずです。
難波氏は元官僚で、土木の専門知識があり、科学的データを根拠にもとづいて話を進める行政のプロ。川勝知事にとって難敵になることは間違いないでしょう」(前出・週刊誌記者)
SNSには、
《静岡県は1秒でも早くリニア工事を認可してほしい》
《リニア着工の推進期待しています。川勝の暴走を止めましょう》
と、期待する声が。「川勝包囲網」は着実に築かれつつある。