グラス駐日米大使、中国は「威圧的で腐敗」 対中抑止で日米協力訴え

4月に着任したジョージ・グラス駐日米大使が6日、東京都内のホテルで講演した。日米関税交渉に触れ「貿易交渉を見て、この偉大な同盟に問題があると考える人もいるかもしれないが、それは真実と全く異なる」と述べ、今後の成り行きに楽観的な見方を示した。
講演は日米協会と米国商工会議所の共催で開かれた。グラス氏は1980年代の日米貿易摩擦に言及し、「(当時は)米日関係にとって厳しい時期だった。しかし今はその時代になく、その時代に戻ることもない。私たちの同盟は多くのことを達成してきた」と強調。先が見通せない関税交渉に対する懸念の払拭(ふっしょく)を図った。
またグラス氏はインド太平洋地域における中国の脅威について「威圧的で腐敗した中国が支配する世界を私たちはだれも考えたくない」と強調。「日本は最も重要な時期に、最も重要な地域における、私たちの最も重要なパートナーだ」と述べ、軍事拡大を続ける中国の抑止に向けて「あらゆる分野と領域で警戒が必要だ」と訴えた。
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