第一回:消費税はなぜ悪税か?

事実上の「人頭税」だからです。すなわち生きている以上、税金を負担する能力の有無にかかわらず、すべての人が支払いを要求される税金なのです。寝たきりの老人も生まれたばかりの赤ちゃんも税金を負担しなければなりません。ミルクにも消費税がかかっているでしょう?
もちろん、税金を納めること自体を嫌がってはいけません。日本という、警察も消防も完備し、鉄道や道路といったインフラを自由に利用し、安全・快適に暮らすことができるのも、元をたどれば税金という「財源」があればこそ可能なのです。
しかし、どうしても税金を負担できない人々というのは存在します。こうした人々は所得がありませんから、所得税であれば税金を負担することがありません。景気が良くなったり、病気が治ったりして、再び働き出してから所得税を負担してもらえばいいわけです。
他方、生きている以上、消費を止めるわけにはいきません。消費税は、税金を負担できない人々にも容赦なく襲いかかる税金なのです。働けない人々の「敗者復活」をも妨げる悪税としか言いようがありません。
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