踏切埋め尽くす観光客 救急車両立ち往生 京都、オーバーツーリズムの現実

救急車が立ち往生 非常ボタンで電車停止も
踏切の先には1300年以上の歴史を誇る伏見稲荷大社があり、連日、多くの観光客が行き来するという。
近隣住民
「開かずの踏切になるから。通らないようにしてますね」
5月に近隣の住民が撮影した映像。踏切内は観光客でいっぱいに。なかなか前に進むことができず、かなり危険な状態だ。
その直後に警報音が鳴り、渡ろうとする観光客でもみくちゃに。至る所で悲鳴が上がる。前を進むオートバイも、今にも倒れそうだ。撮影者も倒れそうになる。
「うわー!ちょっと!」
人の流れに押されて、いつ倒れてもおかしくない大変危険な状態だ。
撮影していた人
「もう異常でしたね。人だらけ、車道も人、たくさんの商店がありますけど、その前も全部人。くちゃくちゃの状態の時にまた踏切が閉まってしまったので、踏切内にいる人はパニック。押し合いになってあのように倒れかけた」
人が殺到しすぎて身動きが取れなくなり、非常ボタンを押して電車を止めるという事態も起きているという。
近隣住民
「(非常ボタンが押され)30分くらい踏切が開かないというのは、ちょこちょこあります。この間は週に2回ありました」
さらに住民を不安にさせているのが…。
先月撮影された動画。踏切が開いた直後、救急車のサイレンが鳴りだすが観光客が道路にあふれかえり、救急車が立ち往生している。すると、見かねた女性が救急車の前に立ち、観光客に道を開けるよう促している。撮影者によると、この時救急車はおよそ15分間も立ち往生していたという。
踏切近くの店の人
「人が多くてね、来てくれるのはありがたいんですけどね。ちょっとオーバーツーリズムぎみというか…。緊急車両が通る時、救急車とか入ってこられなくなるんですよ。そういう時はちょっと怖いですね」
悲鳴が上がる踏切内 車は「30分動けず」
多くの観光客によって大混雑してしまい、渡れないと悲鳴が上がっている京都の踏切。
去年、京都市を訪れた外国人観光客は1088万人。初めて1000万人を超えたが、その半数以上が訪れるのが、踏切を抜けた先にある伏見稲荷大社だ。「お稲荷さん」で知られる全国の稲荷神社の総本宮で、朱に染まる千本鳥居がSNSに投稿されて、人気に火がついたという。
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