日刊スポーツ新聞社 2021/04/23 17:23
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東京都の小池百合子知事が、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、午後8時以降のネオンやイルミネーションなどの消灯を呼びかけたことについて、ネット上では賛否両論が起こった。一部の著名人からは皮肉まじりの批判も出ている。

小池知事は23日、都庁で定例会見を開き、「東京都では午後8時以降、明るい看板、ネオン、イルミネーションを消灯していただくお願いを致します。防犯上の街灯以外、夜は暗いです。人の流れを抑制するための措置」と新たな対策の1つを明かした。

これを受け、タレントの麻木久仁子はツイッターで「治安とか考えないのかな。それともウイルスは電気消すと活動やめて寝るの？」とチクリ。「で、東京都は何をしてくれるんでしょうか。検査体制はどれくらい拡充しますか？ホテルや自宅に隔離されている人の医療体制はどう改善しますか？コロナ患者を受け入れている医療機関及び医療従事者へ具体的にどう支援を増やしますか？経済活動が抑えられることで収入が減る都民にいくらくれますか？」と問いかけた。

脳科学者の茂木健一郎氏は「これ、どんな意味があるのか？　都、国とも、ろくな仕事をしないで、都民、国民にだけ科学的根拠の薄弱な要請ばかりして、いい加減にしてほしい」とツイート。「消灯するのは知事室の明かりだけでいい」と皮肉を込めた。