日中戦争の真実

戦争にまつわる日が続く中、皆さんに是非読んでい
ただきたい本があります。
●『祖父が見た日中戦争』
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です。
筆者・早坂隆さんが、おじいさんから直接聞いた戦争体験
記になります。
とはいえ、戦争前の話と戦争後の話もあります。
早坂さんのおじいさんは、大変なインテリで、東京帝国大
学を卒業しました。
卒業後は、三井鉱山に就職しました。
18歳の女性と結婚した直後に、「赤紙」が届いたのです。
その時の様子は、こんな感じでした。
<「ほら、来たよ」
父はそれだけ言って赤紙を差し出し、
私は表情一つ変えずにそれを受け取った。>(73p)
おじいさんは、山東省に送られました。
ここから戦地のリアルな話がつづいていきます。
・日本兵と現地の中国人は、どんな関係だったのか?
・吉本興業の芸人が、慰問にやってきた!
・戦地で兵隊さんたちは、どんな話をしていたのか?
・明るい上官、陰険な上官
・内地帰還を約束された四年次兵、五年次兵に過酷な裏切
り、「現地除隊、即日召集」
・日本軍内の過酷ないじめ「鶯の谷渡り」とは?
・日本軍は、どうやって食糧を調達していたのか?
・死闘。早坂さんのおじいさんが体験した、リアルな戦闘
・戦いに生き残った後、首つり自殺した親友
私は、戦地の生活についての記述を、
「私のじいちゃんも、こんな風に生活し、戦っていたのか
な」
と思いながら、とても興味深く読ませていただきました。
戦争の真実を知る早坂さんのおじいさんは、こう語りま
す。
<「私は悲惨な戦争に青春をぶち壊された。
でもね、自分の子や孫にはそういう思いをさせなかった。
それが誇りだよ。
これは誰が何と言おうと誇っていいことのはずだ」>
(256p)
その通りでしょう。
私の祖父、早坂さんのおじいさん、日本のために戦ってく
れたご先祖様たちのおかげで、
日本の戦後の平和は保たれてきました。
しかし、この平和は、これからも保たれるのでしょうか?
ロシアによるウクライナ侵攻。
中国による台湾への威嚇などをみていると、
日本も、正直「戦争一歩手前」にいることがわかります。
早坂さんのおじいさんは、早坂さんに繰り返しいいました。
<「戦争なんて、
思っている以上に簡単に始まるもんだよ」>(254p)
ウクライナ戦争がはじまって、私たちもそのことを思い知
らされました。
でも、私たちは戦争を回避したいと思います。
どうやって?
ウクライナの例を見れば、「平和憲法があれば、何もしな
くても平和は保たれる」
というのは、「あますぎる」ことがわかるでしょう。
私たちは、「どうやったら戦争を回避できるか」を真剣に
考える必要があります。
その一歩は、「戦争とはどういうものなのか」
をはっきり知っておくことでしょう。
この本は、全国民必読だと思います。
悲惨な戦争を繰り返さないために、是非ご一読ください。
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