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中国スパイ気球が〝盗聴〟複数の米軍基地で通信傍受、リアルタイムで本土に 激怒の米国、G7サミットで議長国の日本に議論要求も

ネコウヨ

中国の偵察気球 複数の米軍施設から情報収集に成功…リアルタイムで中国側に送信か


中国の「偵察気球(スパイ気球)」が、今年1~2月に米上空を飛来した際、複数の米軍基地から情報を収集していたことが分かった。米NBCテレビが3日、複数の米当局者の話として報じた。気球は、基地の兵器システムが発する信号や兵員間の通信を傍受し、入手した情報をリアルタイムで中国本土に送っていたという。来月、広島で開催されるG7(先進7カ国)首脳会議で、激怒した米国が議長国の日本に対し、中国の暴挙を取り上げるよう求める可能性が高いとの意見もある。
「情報収集を制限する措置を取った」
米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は3日、オンラインで行われた記者会見で、こう述べた。
中国のスパイ気球は1月28日、アラスカ州アリューシャン列島北方の防空識別圏に入った後、米本土を横断するように飛行を続けた。2月4日に南部サウスカロライナ州沖の大西洋上空で米軍の戦闘機「F22ラプター」が撃墜したしたが、それまでに核ミサイルを運用する西部モンタナ州のマルムストローム空軍基地などの上空を飛んでいた。
NBCの記事によると、気球には自爆装置があった。遠隔操作も可能とみられるが、作動させなかった理由については、故障か意図的に行わなかったのかは不明という。
日本の防衛省は2月、日本上空で19~21年に確認された3件の飛行物体について、「中国のスパイ気球と強く推定される」と発表している。中国はスパイ気球に加え、3月に「スパイの疑い」で邦人男性を拘束するなど、自由主義陣営に対する威嚇行為を強めている。
アントニー・ブリンケン米国務長官は2月18日、中国外交トップの王毅共産党政治局員に、スパイ気球飛来を「無責任な行為だ」と強く抗議している。
5月のG7首脳会議で、スパイ気球が取り上げられる可能性はあるのか。
拓殖大学海外事情研究所の川上高司教授は「これまでの米国の行動をみると、G7首脳会議で中国のスパイ気球などの問題を『ぜひ取り上げてほしい』と日本に強く求めてくるのではないか。中国は日本に対しても、スパイ気球などで情報収集をしていたとみる方がいい。岸田文雄政権は米中の間で態度を決めかねているように見える。日本は今後、中国にどう対峙(たいじ)するかが問われている」と話した。