Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

我々は日本を取り戻したのか…安倍元首相の命日に考えたこと 妻・昭恵さん「種は芽吹く」

ネコウヨ

増上寺で献花する人=8日、東京・芝公園© zakzak 提供
今年の7月8日も暑かった。安倍晋三元首相の一周忌法要が行われ、午後1時から一般の献花ができると聞いて東京・芝公園の増上寺に行くと、もう長い列ができていた。地方から来たらしく大きな荷物を持っている人、赤ちゃんを連れている夫婦もいた。警備の警官も含めみんな汗びっしょりだった。
筆者も汗をかきながら、1年前に同じ場所で行われたお通夜の時も暑かったなあと思い出し、「安倍さんのいなくなった日本」について考えてみた。
この1年、岸田文雄政権がやってきたことについて、保守派は批判的だ。LGBT法を拙速に通したことや、防衛増税、さらに韓国への宥和姿勢についても、「安倍さんの思いを踏みにじる行為だ」と怒っている人もいる。
筆者も、LGBT法の拙速な取り扱いには極めて不満だ。だが、安倍氏が生きていたらLGBT法は成立しなかっただろうか。米国からの「口出し」をやめさせたうえで、日本維新の会・国民民主党の案を丸呑みするのではなく、時間をかけて自分たちで修正して通したのではないか。
また、安倍氏は民主党政権で決めた消費増税を、苦しみながら2度断行した。防衛にしても少子化にしても、本当に必要な時は国民に負担を求めたと思う。外交も中国への対応を思い出せば、冷静かつ現実的だった。多くの人が証言しているが、安倍氏は保守主義者であると同時に、現実的な政治家だったのだ。
9日付の朝日新聞は「死去から1年経った今も安倍元首相のカラーが永田町に色濃く根付いている」と書いていた。確かに、アベノミクスの金融緩和と財政出動は変わらず続いている。
日本の税収は3年連続過去最高で、株も3万2000円を超えている。コロナやインフレなど世界的なトラブルに見舞われながらも、日本が何とか持ちこたえているのは、この強い経済力ゆえだろう。
また昨年、岸田首相が反撃能力の保有を明記した国家安全保障戦略を策定したことは、安倍氏が集団的自衛権の行使を認める平和安全法制をつくったことの「続き」であり、これで国民を守るための安全保障が整備された。
安倍氏は「日本を取り戻す」をスローガンにしていたが、通算8年8カ月に及ぶ首相在位とそれに続く菅政権で、かなり達成されたと思う。
妻の昭恵さんは昨年の葬儀で、「政治家としてやり残したことはたくさんあったと思うが種はいっぱい蒔(ま)いた。それが芽吹くことでしょう」とあいさつした。
安倍さんは、日本を取り戻した。蒔いた種は芽吹いている。だから、われわれはあまり悲観的にならず、胸を張って「ポスト安倍の時代」を生きていくべきなのだ。 (フジテレビ上席解説委員 平井文夫)
安倍総理のいない自民党に用なし!!