移民問題をどう考えるか?

全世界のRPE読者の皆様、こんにちは!
北野です。
(一部、本のPRがあります。)
前号では、
「セルフレジ、ウェイターロボットの普及は、なぜいいの
か?」
という話をしました。
機械化、自動化、ロボット化しなければ、企業は結局、
「人手が足りない。
どうしよう。
そうだ!
貧しい外国人労働者を雇って最低賃金で働かせよう!」
となってしまう。
差別的移民政策を進めるよりも、機械化、自動化、ロボッ
ト化の方がいいという話でした。
この件について、たくさんのメールをいただきました。
二通ご紹介させていただきます。
まずは、「イギリス在住50代女性さま」からのメール。
【 メール転載ここから ▼】
〈北野様
いつもメルマガを拝読しております、イギリス在住の50
代女性です。
1月29日付メルマガの、ロシアでの差別される移民の状況
を興味を持って読みました。
そこで今、イギリスで起こっていることをお知らせしたく
初めてメールいたします。
まずイギリスには歴史的に移民が多く、アメリカのような
ひどい人種差別はありません。
あるのは「区別」程度で、見慣れない外国人に関わるのを
避けようという雰囲気がありますが、許容範囲内の出来事
です。
イギリスは
EUに加入していた時代は外国人が自由に出入りし、低賃
金の仕事や季節労働を担い
長距離トラック運転手が足りないと運転免許の取得や外国
人運転手の受け入れを緩和し
介護職従事者が足りないと2-3年の時限ビザで外国人を受
け入れ
という場当たり的な政策を行っています。
人手が足りない、どうにかしてくれという民意を反映して
のことですが、
人が入ってくるということは、その人の生活がイギリスを
舞台にするということです。
家族や子供も一緒に来て、住居を借り、学校に通い、医者
に通うということです。
目下、家賃の高騰が起きていますが、こうした外国人の急
激な入国で需要が高まったのが大きな要因です。
学校では英語の話せない子供に手がかかり、いわゆるふつ
うの問題のない子供は、テキストブックを「自習」するの
が日課です。
病院も患者増に逼迫して、救急車を呼んでも7-8時間は
来てくれません。
何事も急な変化には対応できないのです。
家を建てる、医者を増やす、学校を建てるなどには時間と
長期的な計画を要します。
私も日本やイギリスの歴史、文化を尊重し、法律を守り、
きちんと納税する移民はむしろ歓迎です。
ただし急激な変化にはインフラも民意もついていけていな
いので、入国の際にきちんとした精査をしてもらいたいと
思います。
身近に人種差別的な事件は起きていませんが、若い人たち
の間で不満は燻っているようです。
ただし不満の的は政府で、さいわい外国人を差別する雰囲
気はありません。
ロシアのように、外国人を不満の捌け口にしないでほしい
と祈るばかりです。
ちなみに、日本も今国会で、外国人労働者を受け入れしや
すくする法案が通りそうだと聞き、危惧しています。
日本人が応募しないような低賃金で重労働を外国人に安く
やらせる、というような企業は淘汰されるべきだと思いま
す。
ロボット化という投資ができない企業を延命させるために、
日本人の調和に満ちた生活を崩すのはあまりにもったいな
い。〉
【 メール転載ここまで ▲】
ここから北野です。
ありがとうございます!
イギリス現地からの情報は、貴重です。
学校の状況、
救急車が7~8時間来ないなどは驚愕ですね。
〈 何事も急な変化には対応できないのです。〉
というのは、「本当にその通りだ」と思いました。
つづいて、藤宮さまからのメールをご紹介させていただき
ます。
【 メール転載ここから▼ 】
〈北野先生
今も変わらず、メルマガや講義を拝読・拝聴させて頂いて
おります。
今回の、「【RPE】★セルフレジ、ロボットウェイターの
普及はよいことか?」
についても、北野先生のご意見に全面的に賛同致します。
セルフレジやロボットウェイターの普及は、やはり人手不
足だと思います。
日本がこれだけ人手不足になった理由は、政策の結果だと
思います。(中略)
私の職場でもそうですが、人手不足で、一人一人の社員が
フル回転し、常に残業しているような状況です。
そんな状況なので、触れ合うような時間を取る余裕もあま
りありません。
むしろ、余計な時間を取らないで欲しいと思います。
余裕が無いのです。
そんな中で、少しでも代われる仕事を機械やロボットがや
ってくれたら、こちらにも余裕が生まれ、触れ合う時間を取
る事も出来るようになると思います。
人手不足の原因となる、ここまで日本が少子高齢化に陥る
施策を取ってきた、政治家や官僚、それを選んだ国民の責
任では無いかと思います。
その解消はやはり差別的移民では無いと私も思います。
個人的には、ファミレスのウェイターロボットは子どもも
喜びますし、従業員の方も余計なクレームを受ける事が減
るのでは無いかと思います。
最近はカスタマーハラスメント(カスハラ)も酷いので。
セルフレジも、私は人と話すのも得意では無く、余計な気
も使いたく無く、またマイペースで作業出来るので、積極
的に利用します。〉
【 メール転載ここまで ▲ 】
ここから北野です。
実感のこもったメール、ありがとうございます!
藤宮様が書かれているように、日本にも「余裕」が必要だ
ろうと思います。
もっと具体的に言うと、「お金の余裕」「時間の余裕」で
す。
日本は「長時間労働」で有名な国でしたが、働き方改革で
マシになってきたのかなと思います。
「お金の余裕」は、
財務省に操られてきた自民党政権(民主党政権も)が増税
を繰り返してきた結果、
ほとんどの人が「余裕がない生活」を強いられていること
でしょう。
私が2018年日本に戻ってきたとき、
日本の閉そく感の理由が三つあると思いました。
・長時間労働
・重税国家であること
・少子高齢化、人口減少
既述のように、長時間労働は、「働き方改革」と新型コロ
ナパンデミックによる「テレワークの普及」で、改善され
てきました。
日本が幸せな国、繁栄する国になるための次のステップは、
「重税国家であることをやめること」
です。
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