EU中国投資協定 欧州委が批准手続きを凍結 ウイグル人権制裁で関係悪化を理由に

【パリ=三井美奈】欧州連合(EU)のドムブロフスキス欧州委員(通商担当)は4日、EUと中国が昨年末に合意した投資協定について、双方の関係悪化により、欧州議会での批准を目指す政治手続きを停止したと明らかにした。欧州メディアとのインタビューで述べた。
ドムブロフスキス氏は、EUが今年3月、ウイグル族に対する人権侵害で中国に制裁を発動し、中国がEUに報復制裁を科した経緯に触れ、「投資協定の合意批准に適した環境ではない」と述べた。そのうえで協定について、EU、中国の市場開放の「不均衡是正に役立つ」と位置付け、締結を目指す姿勢に変わりはないことを強調した。
投資協定は昨年末のEU、中国首脳会議で合意した。EU側にはEU企業の中国進出を促す狙いがあり、来年前半の欧州議会での批准を目指していた。だが、中国は3月、EUへの報復制裁で欧州議員を標的にしたため、議会では批准への反発が広がっていた。
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