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安倍総理の志は死なない!!

南シナ海で中国と対峙 フィリピンの海洋安保支える日本船

ネコウヨ


南シナ海の領有権を巡って中国とフィリピンの対立が激しさを増す中、日本が円借款で供与した多目的船がフィリピンの海洋安保を支えている。船は荒天に強く長期航行が可能で、7641の島々からなる広大な海域をカバー。比政府は船を追加導入する方針で、中国の覇権的な海洋進出を前に日比の連携がさらに進みそうだ。(フィリピン西部パラワン島 森浩)


「最大の利点は航行が非常に安定していることだ」。比沿岸警備隊のラベイ指揮官は日本が供与したメルチョラ・アキノ号の性能をたたえた。


沿岸警備隊は12月上旬、南シナ海に向かう船への外国人記者の同乗を許可した。記者(森)がメルチョラ・アキノ号に同乗し航行中の船内で2泊した。


日本は2022年に三菱造船が建造した多目的船2隻を比側に引き渡しており、メルチョラ・アキノ号はそのうちの1隻で、全長97メートル。4千カイリ(約7400キロ)以上の距離を航行できる。日本の海上保安庁のくにがみ型巡視船がベースとなっており、現在、比沿岸警備隊が管理する最大級の船舶だ。
特徴は他国の同型船よりも重心が低く、荒天でも安定した航行が可能なことだ。冬の日本海での航行などから得られた日本の技術が反映されている。実際、記者も船酔いすることなく、快適に過ごすことができた。


メルチョラ・アキノ号は今年上旬にスプラトリー(中国名・南沙)諸島のパグアサ(同・中業)島近くで1カ月ほど補給などの任務に当たり、「安定性に優れていることが証明された」という。


比政府は日本の多目的船の有用性を評価し、国家経済開発庁(NEDA)のバリサカン長官は11月、日本から同型船を28年までに新たに5隻導入する計画を明らかにした。バリサカン氏は多目的船が「西フィリピン海(南シナ海)における重要な海上交通路を確保することを可能にする」と意義を強調した。


南シナ海で中国による比船舶への妨害行動がエスカレートする中、日本は同志国軍を支援する枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」をフィリピンに初適用するなど、安保面での連携を深めている。


国際協力機構(JICA)フィリピン事務所の坂本威午(たけま)所長は「フィリピンで航海の安全は、日本の国益にも資する」と指摘。JICAとして船舶の供与のみならず、人材育成などの分野でも協力を進めていく考えを示した。