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安倍総理の志は死なない!!

黄砂襲来…花粉症との〝合併症〟も深刻 中国本土では4億人に影響 発生源はどこだ?

“大規模黄砂”はどのようにして生じたのか。気象庁は12日、九州や中国・四国地方などでの黄砂の観測を発表した。13日も全国的に飛来が見込まれるとして警戒を呼びかけた。水平方向で見通しが利く距離「視程」は各地で5~12キロ程度で、5キロ未満となった場合は交通への障害が発生する恐れがある。恒例化する懸念があるという黄砂。そのメカニズムとは――。
気象庁によると、屋外では洗濯物や車に黄砂が付着するなどの影響も予想される。日本海側だけでなく、太平洋側にも飛来する可能性がある。4月に東京で観測されれば、16年ぶりとなる。
黄砂は、東アジアの砂漠域などから強風により吹き上げられた多量の砂やちりが、上空の風によって運ばれてくる現象。日本では春に観測されることが多く、空が黄褐色に煙ることもある。
中国では今年、例年よりも多く大規模黄砂が観測されている。10~11日のケースでは約4億人に影響が及んだとの報道も。国民の不満がたまっており、「黄砂の発生源はどこか?」といった記事も見られる。
中国メディア・観察者網は、中国科学院植物研究所の李昂(リー・アン)博士の意見として「多くの砂嵐の発生源はモンゴルだが、中国のいくつかの場所での春の干拓も理由の一つだ」と報じた。原因のほとんどはモンゴルのゴビ砂漠だが、長江周辺などの湿地を干拓し、水田化していることも原因になっているという説明だ。
さらに観察者網はモンゴルの状況を深掘りし、モンゴルの牧畜と採掘を理由として挙げた。かつてモンゴルでは、草がある場所を求めて家畜を移動させる遊牧民が多かったが、現在は定住し、6700万頭以上の牛、羊を移動せずにそれぞれの土地で放牧。春に生えてきた草を食べ尽くし、草原が砂漠化してしまうのだという。そして、金、銀、銅、鉛、石油、石炭、ウランなど80種類以上の鉱物が出るため、掘りまくっていることも原因だとした。しかも、前時代的な露天採掘方式を採用し、ランダムな採掘と掘削により、森林、草原、さらには水源の広い範囲が破壊されているのだという。
しかし、日本の医療関係者は「中国西北部の砂漠化も深刻です。中国政府は植林が成功していると言っていますが、同時に風が砂を拡散する風食荒漠化も進んでいます。しかも、改革開放後、発電所や鉄鋼製造所、化学工場などが集中して建造された場所でもあり、大気汚染源と黄砂が日本に飛来します」と指摘する。
中国で黄砂の発生源もしくは発生源に隣接する地域の当局は、黄砂対策を国民に通達している。今回発生した広域にわたる黄砂は今年で8回目。外出を控え、やむを得ず外出する際はナイロンやポリエステル製の服を着て、マスクと防塵メガネを着用。帰宅すぐにシャワーを浴びる。以上を徹底しているという。
この黄砂が偏西風に運ばれ、モンゴル、中国の都市部や工業地帯を通って、自動車の排出ガスに含まれる窒素酸化物や、石油などを燃やした時に発生する硫黄酸化物を吸着しながら、毒性を帯びて日本に到着する。
環境省は健康への影響として、アレルギー症状、呼吸器疾患の悪化、循環器疾患などを挙げている。毒性を帯びた黄砂は肺に入ると毒が血液に溶け込み、嘔吐や頭痛などを起こす。また、黄砂にはスギやヒノキの花粉と相乗効果でアレルギーを起こすというわけで、恒例化は深刻な事態を招きかねない。
中国を国交回復前の状態に戻せば問題解決するんじゃねw