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イギリス、中国国営テレビの英語放送の免許取り消し

イギリス通信業界の独立監視機関、放送通信庁(Ofcom)は4日、中国の国営テレビ「中国環球電視台(CGTN)」のイギリス国内での放送免許を取り消した。


CGTNのライセンスを保有するスター・チャイナ・メディア・リミテッド(SCML)が、英語の衛星ニュース・チャンネルについて「編集責任」を持たないことが、Ofcomのルールに違反したためとしている。


発表の中でOfcomは、「SCMLは認可されたサービスについて法的に求められている責任を果たしておらず、放送免許の合法的保持者とはいえない」と結論している。


イギリスの放送法では、放映するサービスやその編集方針については放送免許の保持者が責任を担う必要がある。また、放送免許をもつ事業者は特定の政治団体に影響されてはならないという決まりもある。


「努力も底を尽きた」
Ofcomによると、CGTNの番組内容について「究極的な決定権」は、中国国際電視台総公司という会社が握っている。


しかし、「この組織は究極的には中国共産党に支配されており、これはイギリスの放送法では認められないため」、SCMLの放映ライセンスをCGTNへ移管できなかったという。


Ofcomはまた、「申請書に重大な情報が欠けて」おり免許の移管が不可能だったことや、CGTNが「重要な質問に繰り返し回答しなかった」こと、組織再編を行わなかったことなどを明らかにした。


その上で、CGTNには「法定のルールに従うために十分な時間を与えた」が、「そうした努力も底を尽きた」と述べた。


Ofcomは昨年7月、CGTNが上海で拘束されたイギリス人ジャーナリストのピーター・ハンフリー氏が「刑事犯罪を自白しているように見える」映像を放送し、放送規定に違反したと発表していた。


ハンフリー氏は2013~2015年に上海で拘束され、「裁判を受けず、でたらめの罪状で」収監されていた。


この映像が放送された2013~2014年、CGTNは「中国中央電視台(CCTV)ニュース」というチャンネル名だった。


また5月には、香港で行われた反政府デモについての放送で公平性を保たず、イギリスの放送規定に違反していた。