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ガイアナ、事務所開設を破棄=「中国が圧力」と台湾

 【台北時事】台湾外交部(外務省)は5日、南米ガイアナと事務所を相互開設するために調印した協定について、ガイアナ側から一方的に破棄されたと発表した。「一つの中国」原則を主張する中国が介入したとみられる。外交部は「中国が圧力をかけた。多方面から努力したが、ガイアナの決定を覆すことはできなかった」と説明した。
 外交部は4日、中国と外交関係のあるガイアナと1月11日に協定に調印した後、代表機関に相当する事務所を開設し、一部の運営を始めたと発表。これに反発した中国は、国務院台湾事務弁公室を通じ、「台湾がどんな形式であれ、わが国と国交のある国と公的な関係を結ぶことに断固として反対する」との見解を示していた。
 ロイター通信によると、ガイアナ当局は、中国から「誤りをただす」よう促された数時間後、台湾との協定を撤回した。中国からの外交攻勢を受ける台湾は、ガイアナでの事務所開設を通じ、中南米で反転攻勢を図る考えだった。
 協定が破談になったことについて、台湾総統府報道官は5日、「ガイアナ政府の一方的な決定はとても残念だ。中国の外交面での抑圧に最大限抗議する」との談話を発表した。