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中国のスパイだった? インドのベテラン記者を容疑で拘束 軍の情報を提供か

 インドの首都ニューデリーの警察当局は19日、インド軍に関する「機微情報」を中国の情報機関に提供した疑いで、インド人のベテラン記者の男を拘束したと発表した。中印両国では未画定の国境線を巡り軍事的な緊張が高まっている。警察は、中国の情報機関が記者を利用してインド軍に関する情報を収集していたとみて捜査を進める。記者は情報提供を認めているという。
 インド大手紙ヒンズーによると、拘束されたのはフリーランス記者のラジーブ・シャルマ氏(61)。インターネット上のメディアを中心に記事やコラムを執筆するほか、動画投稿サイト「ユーチューブ」でニュース解説などを行っていた。警察はこのほか、記者に資金提供した疑いで中国人とネパール人の男女も拘束した。
 警察によると、記者は中印国境地帯でのインド軍の動向に関する情報などを提供する役割だった。記者は2019年1月~20年9月、情報提供の見返りとして300万ルピー(約420万円)以上を受け取っていたという。中国の諜報(ちょうほう)部員と接触するため、モルディブなども訪れていた。警察は記者の関係先から軍に関係する機密書類などを押収したという。
 中国によるインドでの諜報活動を巡っては、インドの当局が8月、インド亡命中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に関する情報を収集していたとみられる中国人の男を拘束している。【松井聡】