Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

新モデル、1隻目は“大きなクジラ” 防衛省向け潜水艦「たいげい」進水式

© Copyright(C) 2020 神戸新聞社 All Rights Reserved. 進水した潜水艦「たいげい」=神戸市兵庫区和田崎町1
 三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)で14日、防衛省向け潜水艦「たいげい」(約3千トン)の命名・進水式があった。同造船所から送り出す潜水艦は戦後29隻目となる。
 音波による探知能力を高める一方、探知されにくい船体構造にした新モデルの1隻目。全長84メートル、幅9・1メートル、高さ10・4メートル。リチウムイオン電池を主動力にし、水中で長く航行する。乗員約70人。建造費は約800億円。
 式典には約150人が出席した。岸信夫防衛大臣が、大鯨(大きなクジラ)を表す艦名を発表。船台につなぎ止めるロープが切断されると、真っ黒な船体が海面にゆっくりと沈み込んだ。内装工事を施し、2022年3月に引き渡す。
 潜水艦は年に1隻ずつ、同造船所と川崎重工業神戸工場(同市中央区)が交互に納めている。同省は運用艦を22隻まで増やす計画で、今回が22隻目。海上自衛隊呉基地(広島県)か横須賀基地(神奈川県)に配備する。
 同造船所では12年に商船の建造を終え、造船事業は潜水艦のみとなっている。(長尾亮太)