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安倍総理の志は死なない!!

影響大!日本人も学べ!チェコ上院議長の勇気ある台湾訪問

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中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は。中国膨張主義に目を向けよう。
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影響大!日本人も学べ!チェコ上院議長の勇気ある台湾訪問


ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
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■堂々たる台湾訪問に中国は危機感


一帯一路構想に参加して中国への接近を図るチェコで1月、親台反中のクベラ上院議長が心臓発作で急死した。死因は台湾訪問を計画したため、中国の駐チェコ大使から殺意すら感じさせる反対の圧力を受けたためだ、と遺族は話している。生前は「共産党時代は終わったのだ。自由、民主化の時代の今日、誰も私に指図はできない」と毅然として語っていたのだが…。


そこでその遺志を継いだのが、クベラ氏の後任であるビストルチル上院議長だ。8月30日に約90人で構成される訪台団を実施した。


中国と国交を持つ国(つまり台湾と外交関係のない国)から訪台する高官としては過去最高位で、訪台団の規模も過去最大だ。しかも立法院(台湾国会)での演説では、故ケネディ米大統領の「私はベルリン市民だ」との西ベルリンでの演説に倣い、「私は台湾人だ」と発言し、中国の脅威にさらされる台湾の民主主義への支持姿勢を明確にしたことから、台湾では拍手喝采を浴び、一躍ヒーローとなったが、その一方で中国は、もちろん激怒した。


何しろ台湾を国際社会で孤立させることを最大の外交課題としてきた国である。相当の危機感を募らせたことだろう。当時欧州訪問中だった王毅外相などは敵意剥き出しとなり、8月31日には滞在先のドイツでこう言い放っている。


「台湾は中国領土の不可分の一部。台湾問題において『一つの中国』原則に挑戦することは、すなわち14億の中国人民を敵とすることであり、そして国際的な背信行為である」


「中国政府と中国人民は、チェコ上院議長のあからさまな挑戦と、その後ろに存在する反中勢力を断じて放置しない。必ずその短絡的な行為と政治的投機の重い代価を払わせる」


これは「一中」レッドラインを越えたビストルチル氏への恫喝であるとともに、「台湾と公的交流は許さない」との世界各国への警告でもある。


■欧州の反撥はおそらく中国の想像以上


実は王毅氏は米中対立激化を受け、欧州を取り込み米欧間に楔を打ち込む目的で欧州各国を歴訪していたのだが、この訪欧は「逆効果を生んだ」(ワシントンポスト)などと報じられている。その原因の一つが、上記のチェコに対する恫喝姿勢だ。これが「欧州で反感を普遍的に広げた」(台湾・呉?燮外相)のである。


例えば9月1日、マース独首相との共同会見で王毅氏がビストルチル氏について「レッドラインを超えた。あからさまに一中原則に挑戦した」などと痛罵すると、マース外相から「欧州は中国などの強権の傀儡にはならない。EUでは国際的パートナーを尊重することになっているので、威嚇はふさわしくない」と反論され、面子を潰されている。


この日はフランス外務省の報道官も同日、「EU加盟国への脅迫は受け入れられない。我々はチェコを支持する」とコメントし、スロバキアのチャプトヴァー大統領もツイッターで「スロバキアはチェコを支持する。EU加盟国及びその代表への脅威は容認できない」と発信した。


中国の反民主的、反平和的な傲慢さが際立つほど、それを恐れぬビストルチル氏の勇気ある行動は光輝いたのだろう。中国との経済関係を重視する欧州からここまで反撥が出るとは、王毅氏も予測していなかったに違いない。


■民主主義と中国のどちらの側に立つのか


プラハのカレル大学のロモバ教授はNHKに対し、「中国共産党の権威主義と、民主主義をめぐって、世界的な分断がある中での上院議長の台湾訪問は、チェコがどちら側に立つのかを明確に示すものだ」とし、今回の訪台は「チェコが民主主義を重視する姿勢を国内外に示すことになる」「中国側の要求に従うことがヨーロッパのためになるのかどうかヨーロッパの政治家たちが再考するきっかけになるのではないか」と述べていたが、少なくとも中国からの一中原則受け入れ要求に対する疑問や反撥が、「ヨーロッパの政治家」たちの間で生じたのは事実だろう。


ビストルチル氏は8月31日、政治大学での講演で「他の欧州国家のリーダーも間もなく台湾を訪問するはずだ」との見方を示したが、そうした欧州の変化を予測してのものだろうか。


フィナンシャルタイムスも9月2日の社説で「ビストルピル氏の『私は台湾人』発言は、西側民主国家の中国による台湾への圧迫に対する反撥が日増しに高まっていることの反映だ」と指摘したうえで、こう論じた。


「民主国家はバランスをとりながら、中国を刺激しないことを前提に台湾に支持を与え、ビストルチル氏の訪台や、米国のアザー厚生長官の訪台のような行動を増やすべきだ。仮に数十カ国が同時に台湾との交流をレベルアップさせ、中国がこれらの国々に懲罰を与えようとするなら、逆に中国は自らを孤立へと追い遣ることになるだろう」


欧州委員会のヨウロバー副委員長(チェコ)は「EUはビストルチル氏と同じ側に立つ」と述べるとともに、「彼はチェコ人の背筋を更にピシッと伸ばさせた」と称えたが、チェコに限らず他の国の人々の背筋も伸ばさせたはずである。


もっともチェコにも、背筋を曲げたまま人はいるらしい。産経新聞によると例の親中ゼマン大統領は、ビストルチル氏の行動を「子供っぽい挑発だ」と批判したそうだ。中国に媚びる者の心は、かくも愚かで醜い。


日本の政界にもかねてより、数多の「ゼマン」が蔓延っている訳だが、今後求められるのは故クベラ氏やビストルチル氏のような政治家であろう。それが言いたくて、この記事を書いた。他の民主主義の国々からも尊敬される正義感溢れる反中国のヒーローの出現を待ち望むや切。


【過去の関連記事】
中国に脅迫され死んだチェコ上院議長-強い信念を持つが故に 20/04/30
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