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CIA長官に指名されたバーンズ元国務副長官、中国は「権威主義的な敵対国」 孔子学院にも警戒感

 【ワシントン=黒瀬悦成】米中央情報局(CIA)長官に指名されたバーンズ元国務副長官(64)は24日、上院情報特別委員会の指名承認公聴会で証言した。バーンズ氏は習近平体制下の中国を「手ごわい権威主義的な敵対国家」と位置づけ、「中国を破ることが向こう数十年間にわたる米国の安全保障の鍵となる」と強調した。


 バーンズ氏は、「略奪志向の強い中国の指導部は、米国に最大の地政学的な試練を突きつけている」と強調。知的財産の窃取の能力を系統的に強化させているほか、自国民を抑圧し、近隣諸国を脅し、世界規模に勢力を拡大させ、米社会への影響力を及ぼしているとして危機感を表明した。


 また、中国やロシアといった「孤立した大国」に対抗していくには、世界各地の同盟・パートナー諸国との緊密に連携していく必要があると強調した。


 中国政府が米国内の大学などに設置する中国語教育普及のための非営利機関「孔子学院」について、「中国による影響力(を浸透させる)工作であり、真のリスクだ」と指摘し、米教育機関に「厳重な警戒」を呼び掛けた。自身が大学の学長ならば、孔子学院を閉鎖すると言明した。


 バーンズ氏は駐ヨルダン大使や駐ロシアなどを経てオバマ元政権下の2011~14年に国務副長官を務めた。13年のイラン核合意の実現に向け主導的役割を果たした。公聴会でも「イランに核兵器を持たせてはならない」と強調した。