Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

オミクロン株、習氏と同じ「Xi」避けた? 米の対中強硬派が批判

毎日新聞 提供 新型コロナウイルス変異株の命名を巡り、世界保健機関(WHO)を批判しているクルーズ米上院議員=2016年2月、西田進一郎撮影
 世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの新たな変異株を、ギリシャ文字の15番目のアルファベットから「オミクロン株」と名付けたことに対し、「中国への過度な配慮だ」と米国の対中強硬派が批判している。14番目の「クサイ」が習近平・中国国家主席の名字である「習」の英語表記「Xi」と同じため、一部では「あえて避けた」との見方も出ているようだ。
 WHOは、オミクロン株の前に確認した変異株をギリシャ文字の12番目から「ミュー株」と呼んでおり、今回は2文字飛ばして命名した。WHOの報道担当が米紙ニューヨーク・タイムズに語ったところによると、ミューの後に来る「ニュー」は、英語で「新しい」を意味する「New」と発音が重なり、誤解を生む恐れがあった。その次の「クサイ」については、「一般的な名字なので使用を避けた」という。
 この判断を受け、もともとWHOの対中姿勢に懐疑的な米国の対中強硬派はWHO批判を展開している。野党・共和党のクルーズ上院議員はツイッターに「WHOがそんなに中国共産党を恐れているなら、次回、中国がパンデミック(世界的大流行)を隠匿しようとした際、どうして信用できようか」などと投稿。同党のコットン上院議員もツイッターに「WHOは公衆衛生よりも中国共産党の機嫌を心配している」と書き込んだ。【ワシントン古本陽荘】