Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

ロシアのウクライナ侵攻とグローバリズム

From 三橋貴明 @ブログ





ムーディーズのシニアバイスプレジデントで
「これ」だよ・・・
[三橋TV第512回]
三橋貴明・高家望愛




https://youtu.be/9pr39E0i4yE




ロシア軍がウクライナへの
侵攻を開始しました。



 2022年2月24日、
アメリカを覇権国とする
第二次グローバリズムは、完全に終わった
と捉えるべきでしょう。



 グローバリズムは、イギリスが覇権国だった
第一次も同じだったのですが、
「自由貿易というグローバリズムの
ルールを各国に守らせる」
 覇権国なしでは成立し得ません。



 何しろ、覇権国がない場合、
各国の権益のぶつかり合いと「戦争」は
避けられないのです。
当然ながら、国境は高くなる。



 そして、覇権国が「自由貿易」を標榜し、
一見、フェアなグローバリズムが
成立しているように見えても、
実際には「裏切る国」が出てくる。



 表向きは自由貿易を叫びつつ、
実際には保護貿易を推進。



やがて、生産性で覇権国を追い抜き、
「覇権への挑戦国」となる。



 第一次グローバリズムでは、
ドイツ、アメリカが、
第二次グローバリズムでは中国が
「覇権への挑戦国」になりました。



 『中国、ウクライナ情勢で
 自制呼び掛け
 「侵攻」ではないと主張
  中国外務省報道官は24日の定例会見で、
 ウクライナ情勢に関わる各国に
 自制を求めた上で、ロシア軍の行動について、
 海外メディアが表現するような
 ウクライナへの「侵攻」ではない
 との認識を示した。』



 ウクライナはNATOに
加盟していないため、
NATO諸国にウクライナを
助ける義務はありません。



 実際、NATOの
ストルテンベルグ事務総長は、
東欧での部隊増強の方針を示しつつも、
ウクライナには部隊を派遣しない
と発言しました。



 無論、アメリカをはじめとする
「西側諸国」は、ロシアに厳しい
「経済制裁」を課すことになります。
とはいえ、逆に言えば「それだけ」です。



 そして、台湾もアメリカと軍事同盟を
締結しているわけではない。
中国側からしてみれば、
「あ、その程度なの」という話なのでしょう。



 台湾有事は、もはや「確実にある」
と認識するべきです。



 東アジアで戦争が起きる可能性は、
ロシアのウクライナ侵攻により
一気に高まりました。



ところが、我が国は未だに
「プライマリーバランス黒字化目標」により、
政府の手足を縛っている。



 自民党の財政政策検討本部は、
予定の勉強会を終え、
中間取りまとめに入っています。



取りまとめるのは、青木泰樹先生。



参考動画
【財政政策検討本部が近く中間報告!
ついに決着か?
積極財政VS財政再建
【西田昌司ビデオレター令和4年2月23日】】


 『自民積極財政議連 入会は71人に


 自民党の若手国会議員でつくる
 「責任ある積極財政を推進する議員連盟」は
 24日、国会内で会合を開いた。



 共同代表に中村裕之衆院議員、
 谷川とむ衆院議員、中西哲参院議員が就く
 役員案を了承した。



 中村氏によると同議連への入会は71人。
 会合では、経済評論家の中野剛志氏が
 「高橋是清の経済政策と現代への教示」
 をテーマに講演した。』



 与党自民党では、ジリジリと貨幣観、
財政観の修正が進んでいっていますが、
間に合うのでしょうか。



 間に合わせなければなりません。



 この差し迫った状況では、
「緊縮財政派は親中派」という
レッテル貼りは、極めて有効だと思います
(本人たちは意識していないでしょうが、
実際にそうですし)。



特に、自民党の「保守」を
自称する連中には効くでしょう。



 今、グローバリズム路線を捨て去り、
積極財政への転換を果たさなければ、
現在のウクライナは将来の日本です。