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マーシャル諸島大統領、中露を批判「平和脅かす」 国連演説

【ニューヨーク=平田雄介】マーシャル諸島のカブア大統領は20日、ニューヨークの国連総会で演説し、ウクライナに侵攻したロシアと、台湾周辺の軍事行動を活発化させる中国を「全世界の平和と安全を脅かしている」と非難した。カブア氏はまた、「台湾の国連や国際機関への参加を認めるべきだ」と訴えた。
マーシャル諸島は太平洋に点在する29の環礁と五つの島から成る人口約3万1千人の小国。カブア氏は演説で「東欧とインド太平洋で地政学的緊張が高まっているが、マーシャル諸島のあるオセアニア地域も例外ではない」と訴えた。
同氏は、ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格の高騰で「マーシャル諸島の電力需給は逼迫している」と指摘。露軍撤退後のウクライナの都市で見つかった集団墓地などでの民間人虐殺などの疑いに関する「国際刑事裁判所の捜査への支持」を表明した。
同氏はまた、中国新疆ウイグル自治区で少数民族ウイグル人への「深刻な人権侵害が行われている」とした国連人権高等弁務官事務所の報告書に基づき、「人道に対する罪にあたる可能性があり、黙ってみていてはいけない」と中国への対応を強化するよう訴えた。
同氏はさらに、台湾について「活力ある民主主義国家で、国際社会への責任を果たし、貢献している」と指摘し、「国連の団結の輪は、台湾を欠いたままでは不完全だ」と強調。国連の枠組みから台湾を除外しないようにと呼びかけた。マーシャル諸島は台湾と外交関係を持っている。