Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

政治ゲーム

財政破綻論者への鎮魂歌
雨宮日銀副総裁が日銀破綻論全否定!
[三橋TV第638回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/qmtOCw_2MZ8



時局2023年1月号に連載
「三橋貴明の経世論 第69回
 実質賃金とインフレ率」が掲載されました。



 防衛費増額議論が政争、
いや政治ゲームの段階に入りつつあります。



 総理大臣を取り巻く財務省グループ
(代表は木原誠二)は、
「総理指示」「総理の意向」を旗印に、
自民党内の緊縮派(稲田朋美など)や
税調(代表は宮沢洋一)を味方につけ、
何としても「防衛増税」を
実現しようとしている。



 それに対し、
自民党内の積極財政派、
あるいは増税反対派
(当たり前ですが)が猛反発している。



 もはや、単なる政治ゲームであり、
財務官僚にとっては、
「防衛増税を実現できるか否か」
 という「勝負」になってしまっている。
防衛税による増収の金額すらどうでもよく、
「実現できるか否か」というゲームなのです。



 この手のゲームに、
過去四半世紀の日本国民は
ひたすら敗北を続けてきました。
今回は、どうなるのでしょうか。



 彼らの得意技は、
「総理は増税に不退転の決意で
臨んでいる」
 など、「国民の豊かさ」
「国民の安全」とは
無関係な「政治的印象操作」で、
無理を押し切ることです。



総理がどう考えていようと、
ダメなものはダメなのですが、
この種の正論が通らないのが
日本の政界なのです。



『防衛増税巡り首相引かず、
「強行突破」に自信…
復興税活用に自民からは異論噴出
  防衛力強化の財源確保に向け、
 岸田首相が増税の実現で
 一歩も引かない構えを見せている。



 主導力を発揮して政権の立て直しを
 図りたい考えで、
 不服を示す高市経済安全保障相の説得にも
 自ら乗り出した。
 復興特別所得税の活用では、
 自民党から異論が噴出しており、
 調整は難航も予想される。(後略)』



 総理の不退転の決意とやらを示しつつ、
反対側で自民党の税調を使い、
報道発表を繰り返すことで、
防衛増税を既成事実化していく。
 過去に何度も見られたパターンです。



『(引用)党内には、
 安倍晋三・元首相が持論とした
 国債を財源に充てるよう求める声もある。
 これに対し、首相は
 「有事には国債で金をかき集めなければ
 いけないのに、
 平時から赤字国債を発行するのはあり得ない」
 と周囲に語り、
 「強行突破」に自信を見せている。
 増税自体に反対しているのは
 「安倍氏に近かった一部の議員に限られる」
 (首相周辺)との見方もあるためだ。』



 この認識だけで、
岸田総理大臣が、貨幣に対し
「無知」であることが分かります。



 有事だろうが非常時だろうが、
政府は国債で
カネをかき集めることなどしません。
何しろ、かき集める必要などないので。
 単に、国債を発行し、支出することで、
国家は貨幣を創出するのです。



 我々が銀行からおカネを借りると、
銀行が「キーボードを打つ」ことで
貨幣を創出するように、
政府は国債発行(+支出)により
貨幣を創出している。



 そもそも、
「有事には国債で金を
かき集めなければいけないのに、
平時から赤字国債を発行するのはあり得ない」
 とか言っていますが、
いや、今でも普通に
赤字国債を発行しているじゃん。




http://mtdata.jp/data_81.html#syubetsu



 21年度から22年度にかけ、
特例公債(赤字国債)は
33.5兆円増える見込み
(実際はもっと多くなる)なのですが。



 もしかして、岸田総理大臣、
本当に「バカ」なのか?
 というか、何も知らないのか?
 バカで何も知らない可能性もありますが、
いずれにせよ、
「この程度」の認識の総理大臣によって、
日本は「防衛増税」という
決定的な過ちを犯そうとしている。



 何としても、
食い止めなければなりません。