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安倍総理の志は死なない!!

【再掲】新型肺炎のクルーズ船感染者、検疫官含め新たに40人-重症者4人

2020/02/12 10:55


(ブルームバーグ): 横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗船者のうち新たに検査結果が判明した53人のうち39人に新型コロナウイルスの感染が確認されたと厚生労働省が12日、発表した。ほかに検疫官1人の感染も分かった。先に同船から病院に搬送されていたうち4人は重症という。
  同船では乗員・乗客延べ492人の検査結果がこれまでに判明しており、感染者数は計174人となった。チャーター機で帰国し感染が確認された12人を含め、国内感染者数は合わせて203人。
  新たに判明した感染者は、10代から80代の男女で、乗員10人、乗客29人。同船内で10代の感染者確認は初めて。国籍は日本10人、米国7人、豪州4人、カナダ・英国各2人など。
  厚労省によると、これまでにクルーズ船から病院に搬送された人のうち4人が重症で呼吸管理や集中治療室(ICU)での治療が必要な状況となっている。3人は日本人男性で60代1人、70代2人。残り1人は70代の外国人男性で、いずれも一定の基礎疾患があり、重症になった直接の原因が新型コロナウイルスによるものかは現時点では不明という。
  一方、感染が判明した検疫官は男性で3日から4日夜まで乗船。乗客の質問票回収や体温測定に当たっており、何人に対応したか調査している。マスクと手袋を装着し、作業ごとに手指の消毒も行っていた。下船後も検疫所で7日まで勤務していたが9日に発熱し、10日に受診した。同省は、検疫業務に支障を及ぼしている状況ではないとしている。
  加藤勝信厚労相は12日の衆院予算委員会で、病院船を活用することも十分あり得ると述べるとともに、病院船配備の検討を急ぐ意向を明らかにした。
外国人入国拒否、中国浙江省も追加
  政府は新型コロナウイルスの水際対策強化で、14日以内に中国浙江省への滞在歴がある外国人や同省発行の中国旅券を所持する渡航者は特段の事情がない限り、入国を拒否する方針だ。安倍晋三首相が12日午前開いた政府対策本部の会合で明らかにした。13日から適用する。ブルームバーグの集計では、浙江省で確認された感染者は1117人。
  安倍首相は対策本部会合で、今後の対応について「国民の命と健康を守るとともにその安心を確保するため、正確かつ分かりやすい情報発信に努め、先手先手で対策を総動員し対応に万全を期してください」と全閣僚に指示した。入国拒否措置については感染者数などを総合的に判断して浙江省を対象地域に追加する方針を示した。
  政府は1日から、湖北省を対象に同措置を実施している。法務省によると、9日までに103人が審査の対象となり、36人の上陸を拒否し、12人は上陸申請を取り下げた。残り55人は特段の事情があるとして許可した。
  チャーター便の帰国者については、第1便の到着後13日目に当たる11日から順次検体を採取。ウイルス検査の結果が出るまでに1、2日程度かかるが、陰性の結果が出た人については希望に応じて早ければ12日にも帰宅できるという。
  また、安倍首相は対策本部で、国内の検査体制に関し、これまで湖北省に渡航歴があるなどの要件に該当する人に限定して対象としてきたが、今後は地方自治体の判断で一定の症状がある人に対し検査が可能であることを明確にしたとも語った。
(クルーズ船感染者に関する情報を追加して更新しました)
--取材協力:関根裕之.
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