Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

自民有志が中台緊張の最前線、金門島を視察

【金門=原川貴郎】自民党の世耕弘成参院幹事長の訪台に同行した自民安倍派(清和政策研究会)の参院議員らが28日、中国福建省沿岸で台湾が実効支配する離島、金門島を視察した。世耕氏は日中関係なども考慮し、訪問を見送った。

台湾が実効支配する離島、金門島の北山放送壁を視察した自民党安倍派の参院議員ら=28日午後、金門(原川貴郎撮影)© 産経新聞
中国大陸まで最短2キロの距離にある同島では、8月のペロシ米下院議長の訪台以降、中国の民生用ドローンが頻繁に領空に侵入するようになり、9月には台湾軍が1機を撃墜するなど緊張が高まった。
議員らは中国福建省アモイの高層ビル群を望む島の北西端で、台湾と中国が戦火を交えた当時の1967年に建てられた「北山放送壁」を視察した。約10メートルのコンクリート製の壁に埋め込まれた48台のスピーカーの音は、約25キロ先まで届いたといい、対岸の中国に投降を呼びかけるなどの「心理戦」に利用されていた。
視察を終えた党外交部会長の堀井巌参院議員は「中国と台湾の境に面しており、台湾海峡の問題の縮図が表れていると感じた。ここで平和的な状況をいかに続けるか、国際社会が関心を持つことが重要だ」と語った。