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玄海原発4号機が起動、九州電力の全4基が同時運転へ…値上げ申請見送り方針

 九州電力は7日、テロ対策施設が完成した玄海原子力発電所4号機(佐賀県玄海町)の原子炉を起動した。9日にも発電を再開し、最終的な検査を経て3月上旬にも通常運転に復帰する。

玄海原発4号機(手前)(2011年、読売ヘリから)© 読売新聞
 4号機は、東京電力福島第一原発事故後の新規制基準で義務づけられたテロ対策施設の工事を進めるため2022年9月に運転を止め、今月2日に同施設が完成した。基準をクリアしている川内1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)と玄海3号機をあわせ、保有する全4基が同時に運転するのは約1年ぶり。
 電力大手は、ロシアのウクライナ侵略に伴うエネルギー価格高騰の影響で収益が悪化しており、昨年11月以降、東京や中国、沖縄など7電力が相次いで家庭向け「規制料金」の値上げを経済産業省に申請している。
 九電も23年3月期の連結最終利益を750億円の赤字と予想する。しかし、原発の稼働で収支改善が見込めるため、現時点では値上げの申請を見送る方針だ。