Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

インボイス制度導入は日本国民の「デスゲーム」

From 三橋貴明 @ブログ



正しい「異次元の少子化対策」とは?
消費税廃止による非婚化解消だ!
[三橋TV第665回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/AxdIZZgX6Y0



 昨日、経済動向塾のゲスト講師として、
安藤裕先生にご講義頂いたのですが、
インボイスをめぐる「混乱」は、
早くも始まっているようです。



 保険会社が、
保険の代理店(=免税事業者)に、
20万円の報奨金を払うことで、
インボイス登録を依頼している。



理由は、保険会社が代理店に
支払っている手数料が、
このままでは消費税の「課税仕入れ」に
ならなくなってしまうためです。
(億円単位の「損失」になります)。



 20万円払っても、
代理店に課税事業者になってもらいたい。
代理店がインボイス登録し、
課税事業者になると、
毎年、数十万円の消費税増税が必要になる。



 保険会社と代理店との間で
「損の押し付け合い」が
始まっているわけです。



 あるいは、住友不動産グループは、
(1) 適格請求書発行事業者登録は
協力の依頼のみであり、
決して強要はいたしません。


(2) 適格請求書発行事業者登録しないことを
理由に発注取り止めや
消費税相当額の一部または全部を
支払わない行為をいたしません。


(3) お取引先様から自主的に
消費税相当額の減額をご提案頂いても、
決して受諾いたしません。



 と、素晴らしい行動指針を
公表していますが、
つまりは「損を私が被ります」と
言っているわけです。 



 取引先を守るための
住友不動産の態度は称賛に値しますが、
そもそも「インボイス制度」
を止めましょうよ!
 そうすれば、件の保険会社や
住友不動産が「損」することはないのです。



 なんで、事業者と事業者間で
「損の押し付け合い」を
しなければならないんですか。



 こうして、我々が「損の押し付け合い」を
していがみ合えば、
諸悪の根源である財務省は批判されず、
悲願であるインボイスを導入できる。



『「インボイスはデスゲーム」、
税の押し付け合いが始まる
反対署名18万、 “身バレ”問題も未解決
  10月からスタートするインボイス制度。
 対応に向けた動きが活発になる一方で、
 反対の機運も高まっている。



 「インボイス制度を考える
 フリーランスの会」
 (STOP!インボイス)が募った
 インボイス反対のオンライン署名には、
 2月13日までに約18万筆が集まった。
  1人のライターから
 始まった反対運動だが、
 声優や映像作家、配送業者、
 八百屋、企業の経理担当者など、
 さまざまな業種・職種の人が声を上げている。



 2月13日、議院第二議員会館
 (東京・永田町)で、
 インボイスに反対するフリーランスの有志が、
 署名を保存したUSBメモリを
 財務省の担当者に手渡した後、
 記者会見を行った。(後略)』



『「インボイス制度は、
 民間で負担を押しつけ合うデスゲーム構造。
 発注者と受注者、消費者で
 負担を押しつけ合う構造だ」
 (小泉なつみさん)』



 デスゲーム。「カイジ」「イカゲーム」
あるいは「今際の国のアリス」。



 いや、「カイジ」「今際の国のアリス」
というよりは、やはり「イカゲーム」。
「カイジ」の鉄骨渡りや
「今際の国のアリス」は、
論理的には全員が生き残れる
可能性がありましたが、
「イカゲーム」はない。
生き残れるのは、一人だけ。



 つまりは、
「損」というパイを大勢で分け合う。
相手に損(死)を押し付けない限り、
自分は得(生)できない。



 こんな狂ったデスゲームを、
リアルの世界でさせられるとは・・・・。



 しかも、インボイス制度の導入は、
財務省の「将来的に消費税を
欧州的にしたい」という欲望の基盤を
構築することになります。
すなわち、高税率と複数税率の
組み合わせです。
(現状の帳簿方式では、複数税率は無理。
現実に10%、8%の複数税率なので、
実は消費税額は「適当」になっています)



 何で、政府からデスゲームを
させられなければならないんだ!



 インボイス制度に反対してください。
具体的には、登録しない。
さらには、登録してしまったとしても、
取り下げればいいのです。
 いずれにせよ、今年の9月30日に
登録申請を出せば(消印有効)、
インボイス登録はできるのですから。