Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

一体全体、何をやっているんだ???!

From 三橋貴明 @ブログ




【今週のNewsピックアップ】
目の前の「資源」を放置する愚者
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12788878912.html
「馬と犂」と原子力発電の話
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12789198694.html



個人的に大好きな、
幸村誠さんの「ヴィンランド・サガ」の
アニメ第二期が、(コミック版で)
物凄く印象に残った回に差し掛かりました。
奴隷に身を落とした主人公のトルフィンが、
エイナルに農業について学ぶ回ですが、
「馬」というエネルギー源と、
「犂」という技術について
知ることになります。



開墾の根抜きの際に、
馬は人力をはるかに上回るエネルギーを
提供してくれる。
また、重量がある犂を馬に引かせ、
荒れ地をあっという間に耕地にしてしまう。 
人類は、農耕初期から
「家畜」を利用してきました。



一つは、人間の筋肉をはるかに
上回るエネルギー供給源として。
さらには、人間が食せない草を食べ、
「肥料」と化してくれる装置として。



人類が馬に代表される
家畜の利用方法を知らず、
犂などの発明がなされなかった場合、
ここまで文明は発展していないでしょうし、
人口も増えていない。



技術の利用、活用による生産性向上が、
人類の人口を増やしたのです。
無論、家畜を使うことにはリスクがあります。
すなわち、疫病の蔓延です。
結核や麻疹、天然痘は牛、
インフルエンザは豚、鶏が
発症源と考えられています。



疫病のリスクはあったものの、
それでも人類は家畜を活用し、
人口を増やしてきたのです。



この世に、ゼロリスクはありません。
原子力発電所があるにもかかわらず、
動かさず、外国から高価な
一次エネルギーを輸入し、
結果、電気代高騰に国民が苦しんでいる。



しかも、エネルギー安全保障を
弱体化させるメガソーラを大々的に導入し、
我々の先人が残してくれた
美しい自然、景観を破壊していっている。



一体全体、何をやっているんだ? 
と、嘆息してしまうのは
三橋だけではないでしょう。



また、日本には膨大な「木材」
という一次エネルギー源があります。



2021年、世界的にウッドショックが発生。
コロナ禍による各国で移動制限が発令され、
木材関係者も移動できなくなってしまいます。
木材輸出に必要なコンテナ船の製造も停止。



ロックダウンや移動制限により、
荷積み作業員も減り、
港湾に膨大な荷物が滞留してしまいました。



そこに、カナダの木材産業のストライキ、
欧州、北米の虫害、カルフォルニアの
山火事の影響が乗っかり、
世界的に木材価格が高騰したのです。



輸入材の価格は、
対前年比で2.75倍に急騰。
あおりを受け、国内材も、
ヒノキが対前年比で1.76倍、
スギが1.29倍になりました。
となれば、日本の森林を使えばいい。



日本の森林率は、何と66%。
更に、人工林が41%。人工林とは、
林業のための森林になります。
人工林のうち、「使い時」な
樹齢五十年以上のスギが、
51%に達している。
目の前に、資源はあるのです。



ところが、2020年時点で
日本の木材自給率は41.8%。
目の前の資源を放置している。



またもや、一体全体、
何をやっているんだ? 
で、ございます。
真の問題は、この種の状況を
日本国民が「知らない」ことでしょう。



民主制の国民国家において、
国民が「知らない」問題は改善されません。
知ってください。