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安倍総理の志は死なない!!

「中国の気球」東北でも撮影 「私が撮った飛行物体とそっくり」

 米国本土の上空に浮かぶ白い物体。それにぶら下がるパネルのような機材――。テレビで「スパイ気球」と報じられるのを見て、宮城県角田市の遠藤茂さん(67)は驚いた。「こりゃ、私が撮った飛行物体とそっくりじゃないか」

宮城などの東北3県の上空で目撃された飛行物体(天体望遠鏡で撮影)=2020年6月17日午前6時21分、宮城県角田市、遠藤茂さん提供© 朝日新聞社
 米国本土上空に飛来した中国の気球を巡っては、米国が「監視用」と発表したのに対し、中国政府は「気象研究用」などと主張。4日には米軍機に撃墜された。
 遠藤さんは2020年6月17日午前5時ごろ、友人から「空に白い物体がある」と知らされた。「超新星か?」と一瞬思ったが、趣味で愛用している天体望遠鏡をのぞくと、ひと目で人工物だと分かった。
 「プロペラのようなものが6個あり、うち2個が回っていた。団体ロゴや国旗は見当たらず、不思議に思った」
 同様の目撃情報は福島、山形の両県でも相次ぎ、仙台市天文台の職員も撮影。だが当時、国土交通省仙台空港事務所には関連する届け出はなく、3県とも「正体不明」とした。確かな情報がないまま、SNSでは「UFOだったりして」「(エヴァンゲリオンの)使徒の襲来?」などと様々な臆測が飛び交った。
 防衛省も当初、詳細についてコメントしていなかったが、今月14日夜に一転して「中国の無人偵察用気球」だと推定し、中国政府に対し「領空侵犯は断じて受け入れられない」と抗議した。さらに「外国政府の無人偵察用気球を含め、これまで以上に情報収集・警戒監視に努める」とした。