Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

ネコウヨ戦記 安倍総理と駆けた10年 032

私はネコである。名前はもうない。


新幹線の力


From 三橋貴明


仕事柄、新幹線に乗る機会が増えています(増えすぎですが)。東京-名古屋-大阪など、新幹線により都市間を短時間で結ぶことで、わたくし共日本国民は「生産性」という意味においても、途轍もないメリットを享受しているわけです。


また、大石久和先生が講演か著作で仰っていたのですが、我が国は国土的に「各地域」が分断されています。何しろ、国土に占める可住面積が三割程度しかなく、山々や膨大な数の河川により、日本国民は「インフラ整備」なしでは互いに孤立して生きざるを得ない環境に置かれているわけです。


新幹線は、現時点で南は鹿児島から北は青森まで「繋がって」おり、国民を孤立から救い、日本国民としての一体感を醸成することに大いに貢献していると思います。いわゆる「ナショナリズムの象徴としての新幹線」でございますね。


さて、政府及び自民党は、建設中の整備新幹線のうち、北陸新幹線の「金沢ー敦賀」間を2025年開業予定から三年前倒し、北海道新幹線「新函館北斗-札幌」間を2035年(!)開業予定から5年前倒しする方針を固めました。さらに言えば、「敦賀-新大阪間」と「新潟-新青森間」についても、早期に着工に入って欲しいところです。(もちろん、山陰新幹線や四国新幹線も!)


日本には自国の経済成長について「需要がない」などと言ってのける「思考停止状態」の人が少なくないですが、新幹線ネットワーク構築一つとっても、我が国には「満たされていない需要」あるいは「満たすべき需要」が膨大な量、存在しているわけです。「需要がない」などと、斜に構えて悦にふけっている人は、要するに「やる気がない」のだと思います。


リニア新幹線もそうですが、この手のプロジェクトを大々的に推進することで、上記「思考停止状態」の人々の「やる気」も、次第に戻ってくるのではないかと思うのです。