Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

巡視船「はてるま」を海上保安庁に引き渡し 岡山・玉野

「はてるま」の引き渡し式の様子=2024年2月22日、岡山県玉野市の三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場、大野宏撮影
「はてるま」の引き渡し式の様子=2024年2月22日、岡山県玉野市の三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場、大野宏撮影
© 朝日新聞社
 石垣海上保安部(沖縄県石垣市)に配属される巡視船「はてるま」の海上保安庁への引き渡し式が22日、岡山県玉野市の三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場であった。同社が三井造船から艦船事業を引き継いで以降では3隻目の巡視船。沖縄近海や尖閣諸島周辺などでの警備にあたる。


巡視船「はてるま」=2024年2月22日、岡山県玉野市の三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場、大野宏撮影


 第6管区海上保安本部(広島市)によると「はてるま」は尖閣警備強化のため導入された1千トン級の1隻で、調達費用は72億円。長さ96メートル、幅約11・5メートル、総トン数約1500トン、速力は25ノット(時速約46キロメートル)以上。甲板にヘリコプターが発着でき、30ミリ機関砲と放水銃を搭載している。乗員数は37人。


 船名は八重山諸島の波照間島に由来する。海上保安庁の船艇は配置先に応じて名前が変更されるため、昨年12月に紋別海上保安部(北海道紋別市)に配置換えされ「だいせつ」となった先代「はてるま」から船名を引き継いだ。


 引き渡し式では海上保安庁の矢頭康彦装備技術部長が「15年間にわたって尖閣警備にあたった誇り高き名前を継承し、業務に邁進(まいしん)していただきたい」と長官訓示を代読した。


 船は今後、近海などでの訓練を経て、石垣で就役する。平湯輝久船長は「だいぶ新しくなった装備を自分のものにし、予断を許さない尖閣情勢に対応できるようしっかり訓練したい」と話した。(大野宏)