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安倍総理の志は死なない!!

「苦い記憶」「悲劇」…海外メディアの五輪批判顕著

20日に閉幕した北京冬季五輪に関し、米英や韓国のメディアが伝えた論評は、五輪の負の側面に焦点を当てた手厳しい批判が目立った。(ワシントン 大内清、ロンドン 板東和正、ソウル 桜井紀雄)
米国
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は20日、今回の五輪は中国によって「注意深く強要された脚本」に従って進められたと総括した。五輪の政治化を避けるとしながら、大会組織委員会の報道官が新疆(しんきょう)ウイグル自治区での人権侵害や台湾問題などで中国政府を代弁する発言を繰り返したことは、「習近平体制下で一般的となった戦闘的な外交に合致する」と指摘した。
同紙はまた、記者会見でドーピング問題などを問いただす記者団に対し、国際オリンピック委員会(IOC)や組織委が、いかに大会が順調に進んでいるかを強調する様子は「現実離れしていた」と評した。
米紙ニューヨーク・タイムズ(同)は同日、「歓喜なき栄光を祝う中国」との見出しをつけた閉会式の記事で、五輪そのものの価値低下に警鐘を鳴らした。
英国
英紙デーリー・メール(電子版)は20日、「人権問題やドーピング問題で汚された最悪の五輪の幕が下りた」と切り捨て、習近平国家主席は五輪期間中、人権問題に対する批判から「逃れられると信じていた」との見方を示した。
英紙インディペンデント(同)は20日、「競技外の(人権などの)問題が素晴らしいスポーツの祭典に水を差し、苦い記憶を残した」と評した。
英紙ガーディアン(同)は20日、フィギュアスケート女子のロシア人スター選手、15歳のカミラ・ワリエワのドーピング問題を振り返り、「五輪史上、最も異常で絶望的な出来事の一つだった」とし、「彼女はおそらく二度と冬季五輪に出場しないだろう。これは悲劇だ」と強調した。