Shinzo-Returns

安倍総理の志は死なない!!

そろそろ真面目になろう

From 三橋貴明@ブログ




【近況】
9月21日にロシアのプーチン大統領が
「部分動員」を発表して以降、
ロシア人男性の国外脱出が相次いでいます。



部分動員令以前のロシア人の多くは、
ロシア・ウクライナ戦争について
「他人事」として認識していたようです。
つまりは、不真面目だった。



それが「自分や家族の身に
悪影響が及ぶかもしれない」となった途端に、
一斉に動き始めた。真面目化した。



ウクライナ人は、91年の独立以降、
軍縮路線をひた走り、
「もう戦争なんか起きないよ」と、
不真面目化していた。



彼らが真面目化したのは、
2014年にロシアに
クリミアを取られて以降です。



現在の日本人の多くは、
言うまでもなく不真面目です。
東日本大震災、コロナ・パンデミック
という国難を経てすら、
「緊縮財政」「自己責任論」に
しがみついている連中が少なくない。



農林中金総合研究所が、
肥料や飼料の価格が高騰する中、
農家経営が打撃を受け、
品目や規模によっては赤字となる
との見込みを公表しました。



稲作の個人経営の場合、
米価下落や肥料高騰の影響で、
2023年には経営規模5ヘクタール以下で
赤字になると試算。



ちなみに、5ヘクタール以下の農家とは、
日本の米農家の98%くらいが該当します。
しかも、5~10ヘクタール農家にしても、
約13万円の黒字と、コメ生産による所得は
「ほぼ残らない」ことになります。
論理的には、全コメ農家廃業です。



さらに、配合飼料の価格高騰が収まらず、
県内の畜産農家の経営を圧迫しています。
農林水産省の飼料月報によると、
トウモロコシなどを原料とする
乳牛用配合飼料の価格は
7月時点で1トン当たり9万5097円。
2年間で約1・5倍も上昇しました。



八幡平市松尾寄木の酪農家、松本千秀氏は、
「酪農を54年続けてきたが、
かつてなく厳しい状況だ。
このままでは日本の畜産農家は
激減するのではないか」
と、語っています。



今年から来年にかけ、
コメ農家と畜産業の供給能力は
一気に減ることになります。
当然、全ての国民が影響を受ける。
それでも日本国民は
「廃業する連中は、自己責任だろ」と、
言っていられるのでしょうか。
自分が、苦しむことになるにもかかわらず。
そろそろ、真面目になろう。